デイリーディボーション 4月8日(金)

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デイリーディボーション 4月8日(金)

2022年4月8日(金)
マタイの福音書 23章11-12節 11あなたがたのうちの一番偉大な者は、あなたがたに仕える人でなければなりません。12だれでも、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされます。
【ポイント】 ①イエス様の命令に従順である姿を想像する 「偉くなりたい」という欲求を持っている人の特徴は大きく分けると3つあると思います。1つ目は言うまでもなく他者よりも高い地位、身分、収入などを求め、それらが手に入れば自分が偉くなったと思い、幸せを感じることです。2つ目の特徴は、自分から見て自分よりも偉い人と感じている人が好きだというものです。「偉い」ということに極めて大きな価値を見出しているので、それを手にしている人に強い憧れや敬意を覚えるのです。この特徴を持つ人は、自分が偉いと感じている人から認めてもらいたいと感じていることが多いようです。3つ目は、自分よりも「偉い」と認識している人に強い嫉妬心を抱くことです。2番目と3番目は真逆のように思えますが、その根っこにある自分も偉くなりたいという欲望は同じなのです。
ですから、私たちクリスチャンが、今日のイエス様の命令に従うためには、教会において自分が偉くなりたいという1番目の欲望の特徴に動かされていないのかを精査するだけでなく、教会の牧師、リーダーを心の中で偉い人として祭り上げ、アイドル化して喜んだり、その人の寵愛を受けようと媚びへつらったりしていないか、さらに、教会の牧師、リーダーが自分よりも偉い者であることに我慢できず、張り合ったり、批判したりしていないかなどについても確認する必要があるのです。
そのような精査・確認を行えば、例えば、カトリック教会のヒエラルキー的な組織に極めて大きな違和感を覚えるはずだと思います。カトリックだけでなく、正教会、プロテスタントでも教団内の明らかな上下関係を感じさせるような組織が存在したり、教団の代表などを決めるプロセスに政治的な争い(票集め)が存在したりします。教会内でも、勢力争いによる分裂・分派が起きることもあります。このような状況に違和感を覚え、自分たちがいかにイエス様のみことばに不従順なのかを知る必要があるのです。
しかし、極めて残念なことは、カトリック、正教会、プロテスタンなどの教派に関係なく、そこにいるクリスチャンたちが、イエス様のみことばに反している教会の実態に違和感を覚えていないという事実です。もちろん、地上に完璧な教会はありません。しかし、不完全なことを知りながら真摯にイエス様のみことばに従おうと努力を続けているクリスチャンと、イエス様のみことばを真剣に聞かず、葛藤も覚えることなく、安穏と信仰生活を続けているクリスチャンは全く違うのです。
あなたは、どちらのクリスチャンとして歩んでいますか? あなたは、どちらのクリスチャンとして歩んで行きたいですか?
ライフチャーチ 大谷信道


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