デイリーディボーション 4月9日(月)

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デイリーディボーション 4月9日(月)

2018年4月9日(月)

【通読】
ローマ人への手紙 12:1
1そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。

【ポイント】
①「そういうわけ」とはどういうわけ?
ライフチャーチの4月の説教テーマは「ともに聖書を学ぼう!」です。新年度は改めて聖書を学ぶ決意をもって始めて行きましょう!

聖書の学びで最も重要なポイントの一つは著者の意図を正確に理解することです。書かしめた方(神様)と書いた人(各著者)が本当に伝えたいと願っていることがらを様々な各度(単語、文法、文脈、時代背景)から考えていくのです。

今日の箇所では「文脈」が重要なポイントとなります。「単語」「文法」「時代背景」は辞書、聖書の歴史の教科書などが必要になると思いますが、この「文脈」については、前後を読むだけなので簡単です。

それでは、1節の「そういうわけですから」について考えてみましょう。この「そういう」は何をさしているでしょうか。これが分からなければ、パウロが「お願いします」という大変強い意味のことばを使いがら、ローマ教会のクリスチャンたちに「霊的な礼拝」をささげることを勧めている理由、なぜ「霊的な礼拝」が大切なのかを理解することができないのです。

そして、その内容こそ、多くのクリスチャンが見落としてしまっているけれども、ローマ人への手紙全体を理解する上で、なぜパウロがこの手紙を書いたのかを理解する上で極めて重要なポイントだと思うのです。

するべきことは簡単です。前の内容をもう一度読み返せば良いのです。そこに見ることができるローマ教会の問題は「異邦人クリスチャン」と「ユダヤ人クリスチャン」の不和です。「ユダヤ人のつまずき」(11:11)を馬鹿にし、自分たちの信仰を誇る異邦人クリスチャン、「異邦人の信仰による義」をどうしても我慢できない律法主義的な観念が捨てられないユダヤ人クリスチャンの間に、明らかな対立、溝があったのです。

この対立は、イエス様の「互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13:34)というイエス様の思い無視するものなのです。

ですから、「そういうわけですから」とは、「異邦人クリスチャン、ユダヤ人クリスチャン、あなた達は互いに苦々しい思いを持っているかもしれませんが、どちらも神様の恵みによって救われたのですよ。神様はあなたがたの両方を愛しているんですよ。ですから・・・」となるわけです。

パウロの心からの願い、神様の御心は、両者が和解し、愛し合い、主の計画のために仕え続けることなのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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