デイリーディボーション 5月15日(土)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 5月15日(土)

2021年5月15日(土)
ユダの手紙 1:13-16 13自分の恥のあわをわき立たせる海の荒波、さまよう星です。まっ暗なやみが、彼らのために永遠に用意されています。14アダムから七代目のエノクも、彼らについて預言してこう言っています。「見よ。主は千万の聖徒を引き連れて来られる。15すべての者にさばきを行ない、不敬虔な者たちの、神を恐れずに犯した行為のいっさいと、また神を恐れない罪人どもが主に言い逆らった無礼のいっさいとについて、彼らを罪に定めるためである。」16彼らはぶつぶつ言う者、不平を鳴らす者で、自分の欲望のままに歩んでいます。その口は大きなことを言い、利益のためにへつらって人をほめるのです。
【ポイント】 ①「利益のためにへつらって人をほめる人」を喜ぶ人たちが大勢いる 新興宗教、カルト的なキリスト教会が無くならない理由は、それを喜ぶ人がいることにあります。よく、カルト宗教の信者は「被害者」と呼ばれることがあります。しかし、本当にそうでしょうか。カルトの問題は詐欺事件と似ているところがあります。例えば、偽の儲け話に騙されてしまう人は、「儲けたい」という欲求が非常に強いために、そうでない人から見たら明らかに怪しい「儲け話」に騙されてしまう傾向があるのです。カルト宗教に入ってしまう人も同じような傾向があるのではないでしょうか。カルト宗教には「ご利益を得たい」という「欲望」を持った人が集まってくるのです。「ご利益」は「金儲け」よりは純粋に見えるかもしれませんが、欲望に動かされているという点で大きな違いはないのです。騙される原因は自分の内にもあるのです。
もちろん、最も悪いのは16節にも「利益のためにへつらって人をほめる」ような、人間の弱さに付け込む詐欺師であり、教祖です。しかし、騙されてしまう人に責任がないわけではありません。もし、カルト宗教の「ご利益」が本当だったとすると、信者は教祖や神様をお金で言うことを聞かせ「ご利益」を得ていることになります。お金で買うことができない「ご利益」を手に入れるために、お金(献金)を払って教祖や神を利用し、手に入れているわけですから、極めて悪質(非倫理的)ですね。
私たちキリスト教会の中にも、同じような欲求に動かされている人がいる可能性があるのです。そのような人たちは「あっち(こっち)ではより良い祝福(ご利益)が受けられる」というような誘惑に弱いのです。そこに、偽教師が言葉巧みに入り込んでくるのです。ただ、この欲求は罪の性質によるものですし、罪の性質はすべての人間が持っているものです。ということは、私たち全員が間違った教え(誘惑)に流されないように常に気を付けていなければならないということなのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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