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2023年5月17日(水)
【今日のみことば】 ローマ人への手紙 12章20 20もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。21悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。
①キリストが求める教会の姿を見る その4 私たちクリスチャンは、どのような状況の中にあっても、その状況の中でどのような行為を取るにしても、そこで常に考えることは、「それは神様の前で正しいことなのか?」ということです。たとえば、今日の個所にあるような誰かとの間に敵対関係が生じてしまったとします。そして、相手から何らかの危害を加えられた場合に、私たちは、どのように対応すべきなのかを考えるわけです。その時に考えるべきことは1つだけです。そうです「イエス様は何と教えられているのか?」です。答えは簡単ですね。
マタイの福音書 5章43-46 43『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め』と言われたのを、あなたがたは聞いています。44しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。45それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。46自分を愛してくれる者を愛したからといって、何の報いが受けられるでしょう。取税人でも、同じことをしているではありませんか。
誰もが理解できる非常にシンプルなイエス様の教えと命令です。パウロも基本的に同じことを教えているのです。しかし、残念ながら多くのクリスチャンによってこれらの教えは無視されてしまっているのです。過去には、クリスチャンがキリストの名を掲げて他国を侵略するような出来事がありました。キリスト教徒が多い国同士が戦争することもしばしばです。キリスト教の教団の中での争い、教会内での争い、クリスチャンホームの中での争いなど、イエス・キリストを信じる者の他者との争い、戦いは当然のことのようになってしまっています。
世界平和を祈ることも重要ですが、私たちクリスチャンはまず自分が変わることが求められているのです。実現性の高い、夫婦、親子、兄弟の間に赦し合いを実践する必要があるのです。教会の中でも、互いに認め合い、受け入れ合い、赦し合うことが可能です。世界中のクリスチャンが神様が自分を赦してくださったように、他者の自分に対する罪を赦すことに本気で取り組み始めれば、家庭が変えられ、各教会が変えられ、地域が変えられ、国が変えられて行くと信じます。自分が身近なところで赦しと愛を実践しないまま、世界平和を祈ったり、戦争反対を表明しても、それが非常に空しく、神様の前で偽善であることに気づかなければならないのです。
ライフチャーチ 大谷信道