デイリーディボーション 5月22日(火)

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デイリーディボーション 5月22日(火)

2018年5月22日(火)

【通読】
ローマ人への手紙 15:25-29
25ですが、今は、聖徒たちに奉仕するためにエルサレムへ行こうとしています。26それは、マケドニヤとアカヤでは、喜んでエルサレムの聖徒たちの中の貧しい人たちのために醵金することにしたからです。27彼らは確かに喜んでそれをしたのですが、同時にまた、その人々に対してはその義務があるのです。異邦人は霊的なことでは、その人々からもらいものをしたのですから、物質的な物をもって彼らに奉仕すべきです。28それで、私はこのことを済ませ、彼らにこの実を確かに渡してから、あなたがたのところを通ってイスパニヤに行くことにします。29あなたがたのところに行くときは、キリストの満ちあふれる祝福をもって行くことと信じています。

【ポイント】
①異邦人教会とエルサレム教会の協力
これまで、パウロはローマ教会の中の異邦人クリスチャンとユダヤ人クリスチャンの和解、一致のためにこの手紙を書いていることを学んできました。ローマ教会の中には、ユダヤ人クリスチャンは律法主義に陥ってしまったり、ユダヤ教の生活習慣、食習慣を捨てることができなかったり、様々な問題の原因であると考えていた異邦人クリスチャンもいたかもしれません。

この異邦人とユダヤ人の間に起きてしまっているある種の緊張感は、異邦人教会とエルサレム教会の間にも存在していたことが分かります。例えばガラテヤ人への手紙2章を見てみましょう。時間がある人は2章1節から読んでみましょう。

「11ところが、ケパがアンテオケに来たとき、彼に非難すべきことがあったので、私は面と向かって抗議しました。12なぜなら、彼は、ある人々がヤコブのところから来る前は異邦人といっしょに食事をしていたのに、その人々が来ると、割礼派の人々を恐れて、だんだんと異邦人から身を引き、離れて行ったからです。13そして、ほかのユダヤ人たちも、彼といっしょに本心を偽った行動をとり、バルナバまでもその偽りの行動に引き込まれてしまいました。14しかし、彼らが福音の真理についてまっすぐに歩んでいないのを見て、私はみなの面前でケパにこう言いました。「あなたは、自分がユダヤ人でありながらユダヤ人のようには生活せず、異邦人のように生活していたのに、どうして異邦人に対して、ユダヤ人の生活を強いるのですか。」

イエス様の一番弟子とも言われる「ケパ(ペテロ)」でさえ福音を正確に理解せず、エルサレム教会の人々がアンテオケ教会に来た際に、アンテオケ教会の異邦人クリスチャンと一緒に食事をすることをやめてしまったのです。このような現実が、ユダヤ人クリスチャンと異邦人クリスチャン、ユダヤ人教会(エルサレム教会)と異邦人教会(ガラテヤ教会、ローマ教会)があったということです。

しかし、パウロはイエス・キリストの福音の正確な理解によって、ユダヤ人クリスチャンと異邦人クリスチャンの間にある溝を解消できると信じていたのです。ですから、エルサレム教会が直面していた経済的な問題に対し、異邦人教会が積極的に愛を示す必要があると感じていたのです。

エルサレム教会への献金、教会間の協力は、パウロにとっては愛の具体的な実践だということが分かりますね。

ライフチャーチ
大谷信道


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