デイリーディボーション 5月28日(月)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 5月28日(月)

2018年5月28日(月)

【通読】
ローマ人への手紙 16:17
17兄弟たち。私はあなたがたに願います。あなたがたの学んだ教えにそむいて、分裂とつまずきを引き起こす人たちを警戒してください。彼らから遠ざかりなさい。

【ポイント】
①私たちの使命は建て上げ
ローマ教会には様々な人たちが集められていたと思います。性別、年齢などの違い、信仰歴の違いだけでなく、民族的な違いもありました。その典型的な違いはユダヤ人クリスチャンと異邦人クリスチャンというものでした。そして、この両者の間の不和が問題を引き起こしていたことが分かりました。

この問題についてのパウロの解決策、神様の御心は何だったでしょうか。ユダヤ人クリスチャンがユダヤ人としての生き方を即座に捨て、異邦人クリスチャンのように行きていくことでしょうか。それとも、異邦人クリスチャンがユダヤ人の習慣、風習を取り入れていくことでしょうか。そのどちらでもありません。もちろん、長期的に見れば、ユダヤ人クリスチャンがユダヤ教の食物の規定などにとらわれないように変えられることがイエス様のみこころであることは明らかです(マタイ15:11)。しかし、イエス様も、使徒パウロ律法的な正しさによって人をさばくのではなく、互いに赦し合うこと、忍び合うこと、受け入れ合うことによって、キリストのからだである教会を建て上げることを望まれているのです。

「14それで、主であり師であるこのわたしが、あなたがたの足を洗ったのですから、あなたがたもまた互いに足を洗い合うべきです。15わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするように、わたしはあなたがたに模範を示したのです。」(ヨハネ13章)

「1私たち力のある者は、力のない人たちの弱さをになうべきです。自分を喜ばせるべきではありません。2私たちはひとりひとり、隣人を喜ばせ、その徳を高め、その人の益となるようにすべきです。」(ローマ15章)

私たちの信仰の純粋さや真面目さは、時として相手に対する不寛容な潔癖さに変わってしまうことがあります。そして、その不寛容さが「分裂」の原因となってしまうのです。しかし、私たちに求められていることは、正しさによってさばき合うことではなく、相手の不完全さを受け入れ、忍び、忍耐強く導くことなのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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