デイリーディボーション 6月16日(土)

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デイリーディボーション 6月16日(土)

2018年6月16日(土)

コリント人への手紙 第一 3:4-7
4ある人が、「私はパウロにつく」と言えば、別の人は、「私はアポロに」と言う。そういうことでは、あなたがたは、ただの人たちではありませんか。5アポロとは何でしょう。パウロとは何でしょう。あなたがたが信仰に入るために用いられたしもべであって、主がおのおのに授けられたとおりのことをしたのです。6私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神です。7それで、たいせつなのは、植える者でも水を注ぐ者でもありません。成長させてくださる神なのです。

【ポイント】
①成長させてくださるのは神
先日も学びましたが、今日の箇所を見るとパウロが1章10節からずっと同じ問題の解決のために教えてきていることがわかります。しつこいようですが、もう一度その問題についての箇所を確認してみましょう。「10さて、兄弟たち。私は、私たちの主イエス・キリストの御名によって、あなたがたにお願いします。どうか、みなが一致して、仲間割れすることなく、同じ心、同じ判断を完全に保ってください。11実はあなたがたのことをクロエの家の者から知らされました。兄弟たち。あなたがたの間には争いがあるそうで、12あなたがたはめいめいに、『私はパウロにつく』『私はアポロに』『私はケパに』『私はキリストにつく』と言っているということです。」

パウロはこれまで1章10節にある「同じ心、同じ判断」について具体的に教えてきたわけです。それは、「雄弁であること」「知恵をもって語ること」などの基準から伝道者・リーダーを評価し、順位付けをし、自分にとって「1番」と思える人の信奉者になるというような「この世的」な価値観で生きることは、キリスト者ではなく、キリストを知らない「ただの人たち」と同じことになってしまうという警告です。

パウロが3章に渡って同じテーマで教え続けているということは、パウロがこの問題を極めて申告に受け取っていた証拠でもあるでしょう。しかし、注意深く読み進めれば、この後もずっと同じ問題を念頭に置きながら、キリストのからだである教会の一致について教え続けていることがわかります。ローマ人のへの手紙では、その根底にユダヤ人クリスチャンと異邦人クリスチャンの不和、分裂という問題があったこと、そしてパウロは両者の和解、一致のために教え続けていたことを学びましたね。このように考えると、パウロの各教会に対する共通の祈り、願いは結局のところ「主にある一致」だったことがわかります。

この問題は現代に至るまで変わることはありません。なぜなら私たち人間の罪の性質はどの時代、どの国にあっても同じだからです。日本の教会が共通して抱えている問題は基本的にコリントの教会と同じなのです。ということは、コリント人への手紙のメッセージは私たちにとって極めて重要なものであるということなのです。

来週も続けて、パウロの思い、神様の御心についてしっかりと学んで行きましょう!

ライフチャーチ
大谷信道


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