デイリーディボーション 6月19日(火)

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デイリーディボーション 6月19日(火)

2018年6月19日(火)

コリント人への手紙 第一 3:10-17
10与えられた神の恵みによって、私は賢い建築家のように、土台を据えました。そして、ほかの人がその上に家を建てています。しかし、どのように建てるかについてはそれぞれが注意しなければなりません。11というのは、だれも、すでに据えられている土台のほかに、ほかの物を据えることはできないからです。その土台とはイエス・キリストです。12もし、だれかがこの土台の上に、金、銀、宝石、木、草、わらなどで建てるなら、13各人の働きは明瞭になります。その日がそれを明らかにするのです。というのは、その日は火とともに現われ、この火がその力で各人の働きの真価をためすからです。14もしだれかの建てた建物が残れば、その人は報いを受けます。15もしだれかの建てた建物が焼ければ、その人は損害を受けますが、自分自身は、火の中をくぐるようにして助かります。16あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っておられることを知らないのですか。17もし、だれかが神の神殿をこわすなら、神がその人を滅ぼされます。神の神殿は聖なるものだからです。あなたがたがその神殿です。

【ポイント】
①伝道者に求められること
パウロは自分を「建築家」にたとえています。それでは、彼は何を建てているのでしょうか?言うまでもなく教会です。そして教会とは「キリストのからだ」「信じる者の群れ」です。

ここで重要なポイントは、クリスチャン一人ひとりが「伝道者」の使命について正しく理解し、正しい期待を持つということです。コリントの教会では伝道者の人気コンテスト、ランキング付けのようなことが行われていと推察できます。もちろん、人気コンテスト自体が良いことではないのですが、もっと深い問題は、コリントのクリスチャンがこの世的な基準から好き嫌いを決めていたことです。ですから、パウロは「伝道者」は、もし伝道者の資質を問うのであれば、正しい基準、正しい観点から見る必要があることをコリントの教会のクリスチャンたちに教えているのです。

「伝道者」にとって大切なことは「建てた建物が残ること」(14節)です。ですから、「伝道者」は「雄弁さ」「頭の良さ」「外見的な魅力」ではなく、どのような建物を残すことができたのか、どれほど注意深く建物が残るように建てているのかが重要なのです。もちろん、このような観点からであれば、伝道者のランク付けが許されるという意味ではありません。しかし、私たちクリスチャンは、「伝道者(牧師・主事・宣教師など)」が、聖書のみことばに忠実であるのか否かを見極める方法として、それぞれが「賢い建築家」のようにキリストのからだの建て上げに熱意を傾けているか否か、その「伝道者」が去ったあとに「建物」が残っているのかを見分けることが求められているのです。

パウロの手紙を読めば、彼が「建築家」としての務めを全うしたことが良く分かります。そして、彼の「建築家」としての役割は、現代の「伝道者」にも受け継がれるべきものです。また、教会も「伝道者」が「建築家」として歩むことを期待し、共にキリストのからだの建て上げのために励んでいくのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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