デイリーディボーション 6月25日(金)

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デイリーディボーション 6月25日(金)

2021年6月25日(金)
マタイの福音書 5:33-37 33さらにまた、昔の人々に、『偽りの誓いを立ててはならない。あなたの誓ったことを主に果たせ』と言われていたのを、あなたがたは聞いています。34しかし、わたしはあなたがたに言います。決して誓ってはいけません。すなわち、天をさして誓ってはいけません。そこは神の御座だからです。35地をさして誓ってもいけません。そこは神の足台だからです。エルサレムをさして誓ってもいけません。そこは偉大な王の都だからです。36あなたの頭をさして誓ってもいけません。あなたは、一本の髪の毛すら、白くも黒くもできないからです。37だから、あなたがたは、『はい』は『はい』、『いいえ』は『いいえ』とだけ言いなさい。それ以上のことは悪いことです。
【ポイント】 ①気軽に神様の名を利用してはならない 今日の個所でも、イエス様の真意を深く考えることが重要です。人間は「律法・ルール」が好きなので、イエス様の教えを戒律化したり、ルール化したりしてしまうクリスチャンが後を絶ちません。
しかし、イエス様は律法の編集作業をされたのでも、追加作業をされたのでもありません。イエス様はユダヤ人、特に宗教熱心を自負している人々の問題点に深く切り込み、人々に「神様への純粋な信仰(神様への愛)」について教え、その模範を示されているのです。
「誓い」についての問題点は、罪の性質をもつ人間は、たとえ「神の名」を用いたとしても、他の人に対する「誓い」「約束」を100%果たすことは不可能であるということです。または、自分が真実を語ることを「神の名」によって宣言したとしても、同じように罪深い人間は嘘をつく可能性があるのです。恐らく、当時のユダヤ人社会の中で神の中によって何らかの誓いを立てた者が、その約束を破る姿を数多く見られたのでしょう。
現代ではどうでしょうか。一番分かりやすいのが結婚式です。キリスト教の結婚式では、新郎と新婦は神様の前で永遠の愛を約束します。牧師、そして出席者はその誓いの証人となるわけです。ある研究者は、自分たちがクリスチャンであるとしている夫婦で、ほとんど教会に通っていない夫婦の離婚率は60%、毎週教会に通っている夫婦の離婚率は38%だったとしています。この差について、教会を大切にしている私たちは嬉しく思いますが、依然として、どれほど多くのクリスチャンカップルが神様の前での約束を果たすことができていないのかを見ることができます。
これが、私たちの現実なのです。結婚するほとんどすべてのカップルは、極めて純粋な思いをもって、神様の前で永遠の愛の約束をするのです。しかし、神様の前で約束しようが、神様の名によって誓おうが、私たちクリスチャンは罪深く、不完全な存在なので、それを守ることはできないのです。そのような私たちが、神様の名によって何かを誓うことは大変空しく、無意味であるということなのです。また、神様の名を使った後に、誓いを全うできなかったときに、私たちはその責任を取ることができるでしょうか。できません。神様がその責任を取るのでしょうか。取られません。このように考えると、神様の名を利用した誓いが無意味であることが分かりますね。
このような無意味なことのために、神様を名前を平気で利用するような人が、本当に神様を愛していると言えるでしょうか。イエス様が指定されているポイントはここにあるのではないでしょうか。
ライフチャーチ 大谷信道


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