デイリーディボーション 6月5日(水)

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デイリーディボーション 6月5日(水)

2019年6月5日(水)
マルコによる福音書 8:31‐33 31それから、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、三日の後によみがえらなければならないと、弟子たちに教え始められた。32しかも、はっきりとこの事がらを話された。するとペテロは、イエスをわきにお連れして、いさめ始めた。33しかし、イエスは振り向いて、弟子たちを見ながら、ペテロをしかって言われた。「下がれ。サタン。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」
【ポイント】 ①ペテロの勘違い 昨日は「キリスト」の意味は「救い主」よりも広いものであることを学びました。ペテロはイエス様を「キリスト」と告白したのですが、彼の頭の中で考えていた「キリスト」像は、「イスラエルをローマ帝国の支配から救い出してくれる者」「新しい国を打ち建てる者」だったことが、いくつかの箇所からうかがえます(マルコ9:34、マタイ20:21)。
ですから、イエス様の苦難と死の話は、ペテロにとって受け入れがたいものだったのです。なぜなら、イエス様に死なれたら、「新しい国」「そこで要職に就く」という自分の夢が水の泡と消え去ってしまうと感じたからです。そこで、ペテロは自分にとって「キリスト」であるはずの方に説教を始めてしまったのです。
ここから、ペテロがイエス・キリストを自分の絶対的な支配者、「主」として信じているわけではなかったことが明らかにされたのです。しかし、このような出来事が重要なのです。つまずきを覚えるような出来事に遭遇した時こそ、私たちの信仰の純粋さが明らかにされるからです。ペテロもこの出来事があったからこそ、自分の勘違いに気づくことができたのです。
私たちも、ことあるごとに、イエス様を自分の夢の実現のために利用していないか、自分の人生のイニシアティブを自分で握ったままで、イエス様にゆだねていないことになっていないか確認することが大切なのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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