デイリーディボーション 6月7日(金)

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デイリーディボーション 6月7日(金)

2019年6月7日(金)
マルコによる福音書 9:1-4 1イエスは彼らに言われた。「まことに、あなたがたに告げます。ここに立っている人々の中には、神の国が力をもって到来しているのを見るまでは、決して死を味わわない者がいます。」2それから六日たって、イエスは、ペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、高い山に導いて行かれた。そして彼らの目の前で御姿が変わった。3その御衣は、非常に白く光り、世のさらし屋では、とてもできないほどの白さであった。4また、エリヤが、モーセとともに現われ、彼らはイエスと語り合っていた。
【ポイント】 ①弟子たちの不安と恐れ 1節は解釈が大変難しい個所として知られています。しかし、「聖書は文脈で理解する」という基本を守って考えてみましょう。
まずは直前の出来事を思い出してみましょう。8章31節でイエス様はご自分の十字架と復活を予告されます。「31それから、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、三日の後によみがえらなければならないと、弟子たちに教え始められた。」
さらに、そのすぐ後にイエス様は「34それから、イエスは群衆を弟子たちといっしょに呼び寄せて、彼らに言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。」「いのちを救おうと思う者はそれを失い、わたしと福音とのためにいのちを失う者はそれを救うのです。」と話されます。
この両方の話を聞いた弟子たちは何を考えたでしょうか。「自分たちもイエス様と一緒に命を落とすことになるのではないか?」という恐れを感じるのが普通ではないでしょうか。さらに、弟子たちは「イエス様が殺されるのはいつなのか?」「自分たちが命を落とすのはいつなのか?」などと、気が気ではなかったことでしょう。
そこで、イエス様は今日の箇所で、「まことに、あなたがたに告げます。ここに立っている人々の中には、神の国が力をもって到来しているのを見るまでは、決して死を味わわない者がいます。」と言われたのです。マタイ16章18節では「まことに、あなたがたに告げます。ここに立っている人々の中には、人の子が御国とともに来るのを見るまでは、決して死を味わわない人々がいます。」とあります。これらの表現から、保守的な学者はイエス様は、2節以降の「イエス様の変容」について話されていると解釈することが多いようです。私も、その理解が一番自然だと思います。
このイエス様のことばをきいて、弟子たちは極めて大きな不安や恐怖から解放され、少しほっとしたことでしょう。
ライフチャーチ 大谷信道


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