デイリーディボーション 7月11日(火)

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デイリーディボーション 7月11日(火)

2023年7月11日(火)
【今日のみことば】 ローマ人への手紙 15章5-7節 5どうか、忍耐と励ましの神が、あなたがたを、キリスト・イエスにふさわしく、互いに同じ思いを持つようにしてくださいますように。6それは、あなたがたが、心を一つにし、声を合わせて、私たちの主イエス・キリストの父なる神をほめたたえるためです。7こういうわけですから、キリストが神の栄光のために、私たちを受け入れてくださったように、あなたがたも互いに受け入れなさい。
①2000年以上にわたってクリスチャンが無視し続けている命令 15章5-7節にも、パウロがこの手紙で本当に言いたかったことを見ることができます。手紙全体を一言で要約すると7節の「こういうわけですから、キリストが神の栄光のために、私たちを受け入れてくださったように、あなたがたも互いに受け入れなさい。」という命令になるわけです。そして「こういうわけですから」というのは、エペソ人への手紙2章のパウロの言葉を借りるならば「8あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。9行ないによるのではありません。だれも誇ることのないためです。」と言い換えることができるのです。この命令は、例えばヨハネの福音書13章にも見ることができます。「14それで、主であり師であるこのわたしが、あなたがたの足を洗ったのですから、あなたがたもまた互いに足を洗い合うべきです。」そして、それは言うまでもなくヨハネ13章34節に記されている、イエス様の「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」という命令の適用なのです。
しかし、残念なことに、クリスチャンたちの中には、例えば、愛国心やナショナリズムなどの大義名分によって、イエス様の「互いに受け入れ合いなさい」「互いに愛し合いなさい」という命令について、例外を設けたり、見て見ぬふりをしてきた者がいるのです。このことについて、すべての人が、イエス様の前で問われ、説明しなければならない時が来ることを忘れてはなりません。人類の歴史を振り返り、人類が、そしてイエス様の命令を聞いているはずのクリスチャンが、いかに堂々とイエス様の命令を無視し罪を犯したり、間接的に罪に加担したり、傍観者として容認してきたのかを知らなくてはならないのです。
さらに、私たちは国と国というような大きなグループではなく、家庭、教会、学校、職場などでこの点について考える必要があります。むしろ、そちらの方がずっと重要なのです。なぜなら、私たちは自分の配偶者、子ども、親をはじめ、自分の隣人により多くの影響力と責任を負っているからです。パウロも世界平和ではなく、ローマの教会のクリスチャンたちに、ローマの教会の中での愛による一致を呼び掛けているわけです。しかし、家庭、教会のような小さな単位でのキリストの愛による一致と平和が、その地域に広がり、やがては国までも変わるほどの力になっていくと私は信じています。
ライフチャーチ 大谷信道


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