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2022年7月13日(水)
マタイの福音書 27章55-61節 55そこには、遠くからながめている女たちがたくさんいた。イエスに仕えてガリラヤからついて来た女たちであった。56その中に、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、ゼベダイの子らの母がいた。57夕方になって、アリマタヤの金持ちでヨセフという人が来た。彼もイエスの弟子になっていた。58この人はピラトのところに行って、イエスのからだの下げ渡しを願った。そこで、ピラトは、渡すように命じた。59ヨセフはそれを取り降ろして、きれいな亜麻布に包み、60岩を掘って造った自分の新しい墓に納めた。墓の入口には大きな石をころがしかけて帰った。61そこにはマグダラのマリヤとほかのマリヤとが墓のほうを向いてすわっていた。
【ポイント】 ①イエス様と女性たち イエス様の埋葬、復活に直接立ち会ったのは女性たちでした。つまり、イエス様の死、葬り、復活という極めて重要な場面の目撃証言は、女性たちに依存しているということです。恐らく、ペテロ達は当局者の人々に顔が知られていたので、外出を止められていたのかもしれません。女性がイエス様の死、葬り、復活の目撃者であることは、福音書が事実を正確に伝えている証拠にもなると考えられます。1世紀のパレスチナでの女性の社会的地位は大変低かったと思われますから、もし、イエス様の復活の物語を捏造しようと思えば、当時の人々が目撃者(証人)として信頼できると感じる男性や社会的地位のある者にしたほうが良いわけです。「誰とも分からない女性の証言なんて信じられない!」という反論を受ける可能性がある女性たちを目撃者として記録しているのは、それが事実だったからと考えることができるわけです。
「イエスが神の独り子であり、キリストであり、神である」とい結論は、イエス様の復活の事実を根拠にしています。ライフチャーチでは繰り返し学んでいますが、イエス様の復活が無ければ、イエス様は預言者でも、ただの人でもなく、ただの嘘つき(詐欺師)である認定されるべきなのです。もちろん、イエス様が語られた言葉は純粋な聖書の教えであり、神様の真理が含まれていることは間違いないことです。しかし、21章23節に記されている祭司長たちの「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。だれが、あなたにその権威を授けたのですか。」という質問に対しての答えは、イエス様の復活以外の答えはなく、復活が無ければ、イエス様は何の権威も持っていなかったことになるのです。
復活の事実をしっかりと受け止めることによって、私たちのイエス様に対する信仰(信頼)、希望、愛が増し加えられるのです。
ライフチャーチ 大谷信道