デイリーディボーション 7月25日(木)

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デイリーディボーション 7月25日(木)

2019年7月25日(木)
マルコの福音書 13:3-6 3イエスがオリーブ山で宮に向かってすわっておられると、ペテロ、ヤコブ、ヨハネ、アンデレが、ひそかにイエスに質問した。4「お話しください。いつ、そういうことが起こるのでしょう。また、それがみな実現するようなときには、どんな前兆があるのでしょう。」5そこで、イエスは彼らに話し始められた。「人に惑わされないように気をつけなさい。6わたしの名を名のる者が大ぜい現われ、『私こそそれだ』と言って、多くの人を惑わすでしょう。
【ポイント】 ①最後までキリストを信頼する 研究者によって13章の解釈は大きく異なります。昨日の2節の「この大きな建物を見ているのですか。石がくずされずに、積まれたまま残ることは決してありません。」というイエス様のことばは、西暦70年に起こるローマ帝国によるエルサレム(神殿)の破壊であると考える研究者と、これから起こるイエス様の再臨についての描写であると考える研究者に分かれるようです。しかし、70年のローマ帝国による神殿の破壊はユダヤ人にとって極めて重大な出来事であるので、イエス様がそのことに全く触れず、少なくとも二千年以上先の出来事だけを預言していると考えるのは不自然です。書かれた時代の人々を無視するような解釈は、現代人の自己中心(エゴ)と言ってもよいかもしれません。イエス様は、70年の悲劇について人々が備えをすることができるように予告されていたと考えるのが適当であろうと思います。
一方、13章を読み進めていくと、70年の出来事についての予告ではなく、明らかに終末(天地が滅びる時)の啓示だと思われる記述があることに気が付きます。一部のグループは、13章すべてがまだ起きていない出来事だと理解し、2節の神殿の崩壊は、イエス様のですから、それぞれをどの時期の出来事なのかを特定しようとするときに、意見が分かれてしまうのです。
そもそも、イエス様の説明は4節の「お話しください。いつ、そういうことが起こるのでしょう。また、それがみな実現するようなときには、どんな前兆があるのでしょう。」という弟子たちの問いかけに対する答えです。この個所を読むすべての人が「イエス様の語られた出来事はいつ起こるのか?」という点に興味を持つことでしょう。ですから、研究者も一生懸命時期の特定をしようと努力するわけです。
しかし、イエス様のメッセージ中心は本当に「いつ」なのでしょうか? そのことを考えながら読み進めていきましょう。
ライフチャーチ 大谷信道


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