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2021年7月30日(金)
マタイの福音書 7:9-11 9あなたがたも、自分の子がパンを下さいと言うときに、だれが石を与えるでしょう。10また、子が魚を下さいと言うのに、だれが蛇を与えるでしょう。11してみると、あなたがたは、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天におられるあなたがたの父が、どうして、求める者たちに良いものを下さらないことがありましょう。
【ポイント】 ①「良いもの」とは何か? ここでも、「求めているもの」については具体的に言及されていません。ただ「良いもの」とだけ記されています。昨日学んだ通り、全体の文脈からすると、私たちが自分の欲求に従って求めるように教えられているのではなく、「神様の愛」「神様の赦し」「神様の救い」「いのち」を求めるように教えられていることは明らかです。
今日の個所で、私たちが気にすべき点は、私たちが求めたものが「もらえるか否か」ではありません。今日の箇所でイエス様教えようとしているのは、「私たち」と「神様」の関係です。イエス様は、天の父と人間の父の類似点を挙げることによって、私たちが「神様の愛」「神様の赦し」「神様の救い」「いのち」を求める時に、「悪いもの」を与えるはずがないことを教えられているのです。言い換えれば、私たちに求められているのは、神様と親子のような関係を築き、子が親を信頼しするように、神様を信頼し続けることなのです。
もちろん、イエス様は「日ごとの糧」のために祈るように教えられていますから、私たちが本当に必要としているものを遠慮せずに求めることも重要なことです。神様は天の父として、私たちの必要をご存知ですから、かならず必要を満たして下さいます。
しかし、それは私たちと神様の「親子としての愛の関係」が前提になっていることを忘れてはならないのです。
ライフチャーチ 大谷 信道