デイリーディボーション 7月7日(金)

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デイリーディボーション 7月7日(金)

2017年7月7日(金)

【通読】
マタイの福音書 11:7-10
7この人たちが行ってしまうと、イエスは、ヨハネについて群衆に話しだされた。「あなたがたは、何を見に荒野に出て行ったのですか。風に揺れる葦ですか。8でなかったら、何を見に行ったのですか。柔らかい着物を着た人ですか。柔らかい着物を着た人なら王の宮殿にいます。9でなかったら、なぜ行ったのですか。預言者を見るためですか。そのとおり。だが、わたしが言いましょう。預言者よりもすぐれた者をです。10この人こそ、『見よ、わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を、あなたの前に備えさせよう。』と書かれているその人です。

【ポイント】
①バプテスマのヨハネは偉大な者、しかしメシアではない。
マタイは3章でバプテスマのヨハネについてこのように説明していましたね。「5さて、エルサレム、ユダヤ全土、ヨルダン川沿いの全地域の人々がヨハネのところへ出て行き、6自分の罪を告白して、ヨルダン川で彼からバプテスマを受けた。」ヨハネはイスラエルのすべての人々から尊敬を受け、偉大な働きをしていました。ですかから、人々はイエス様とバプテスマのヨハネの関係について大きな関心を寄せていたことだと思われます。「二人は協力者なのか否か」「どちらが偉大なものであるのか」など、興味が尽きなかったことでしょう。そして、昨日の箇所を見ると、バプテスマのヨハネ自身もイエス様が何ものであるのかを知りたいと思っていたことがわかります。

イエス様は昨日の箇所でもご自分がメシアであることを明言されましたが、今日の箇所ではバプテスマのヨハネが何ものであるのかを説明されています。10節を見てみましょう。「この人こそ、『見よ、わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を、あなたの前に備えさせよう。』と書かれているその人です。」つまり、イエス様はご自分はメシアであり、ヨハネはメシアでないと名言しながら、しかしヨハネは偽預言者でも、偽メシアでもなく、イエス様のために道を整える役割が与えられている者であると説明されました。この説明によってバプテスマのヨハネを尊敬していた人々は、ヨハネとイエス様はライバル関係にあるのではなく、本当に信頼し従うべき方はバプテスマのヨハネではなく、イエス様であるということを理解できたのです。

現代に生きる私たちは重大な問題とは感じないと思いますが、当時の人々にとっては「本当にイエスがメシアなのか」、「イエスは、あのバプテスマのヨハネよりも優れた者なのか」、などという疑問は、イエス様を信じる上で絶対に解決しなければならない極めて重要な問題だったのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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