デイリーディボーション 7月7日(金)

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デイリーディボーション 7月7日(金)

2023年7月7日(金)
【今日のみことば】 ローマ人への手紙 15章3-4節 4昔書かれたものは、すべて私たちを教えるために書かれたのです。それは、聖書の与える忍耐と励ましによって、希望を持たせるためなのです。5どうか、忍耐と励ましの神が、あなたがたを、キリスト・イエスにふさわしく、互いに同じ思いを持つようにしてくださいますように。6それは、あなたがたが、心を一つにし、声を合わせて、私たちの主イエス・キリストの父なる神をほめたたえるためです。
①信仰の歩みの正しいビジョンを持つ 信仰決心とは、花婿であるイエス様と結婚をするのに似ています。ここでは、性別など、人間的な結婚の要素を抜いて考えてください。私たちは、私たちを愛すると告白し、自分の命さえも惜しまずに犠牲にするという愛の実践をされた(愛の証拠を見せてくれた)イエス様の愛を受け取り、その愛に応え、自分からもイエス様を愛したいと思うようになり、イエス様を生涯をかけて(永遠に)愛することを決めたわけです。
そして、イエス様との愛の関係に生きることは、愛する者同士が結婚の約束をし愛によって結ばれるのと同じで、それは何ものにも替えがたい喜びと幸せに満ちた人生になるわけです。この点について勘違いしているクリスチャンが多いので、はっきりとさせておく必要があります。私たちは、イエス様を愛する決心をした瞬間から、既に永遠の祝福が約束されています。私たちは、何も心配せずに、イエス様の愛と導きを信じ、身を委ねればよいわけです。別の言い方をすれば、「一生懸命祈る」とか「一生懸命捧げる」という行為がイエス様からの祝福を引き出すわけではありません。そうだとしたら、イエス様との結婚生活は、自分の望んだものを対価として受け取るための仕事のようなことになってしまいます。それでは、偽装結婚になってしまいます。私たちが一生懸命祈るのは、イエス様との対話をしたいからであるし、イエス様に捧げるはイエス様からの祝福への自発的な応答なのです。
しかし、イエス様を信じる歩みには、人間の結婚生活と同じで、様々な困難、チャレンジがあります。人間の結婚にも、自分で作り上げた理想的な結婚生活だけを想像してしまう人がいるように、イエス様を信じる信仰生活についても、自分で作り上げた理想の信仰生活しか想像していないクリスチャンの方がいるのです。自分が配偶者をどれだけ愛していたとしても、日々の生活の中では、相手に対して腹が立つこともあるでしょう。職場でのストレスなどから、家庭でイライラしてしまうこともあるでしょう。肉体的、精神的に疲れを感じていれば、相手に真心をもって接することができなくなることもあるでしょう。これが、私たちの現実なのです。肉体の目で見ることができないイエス様を真心をもって愛し続け、対話し続け、仕え続けることは、決して簡単なことではないのです。
それでは、それらの大変さのために、結婚生活を止めてしまう人がいるでしょうか。残念ながら、そのようなケースは少なくありませんが、互いに愛し合う約束に変わりがなく、双方が最善を尽くし合っている場合は、夫婦での衝突があったとしても、結婚生活の祝福を比べたら、それは結婚を止めてしまうほどのものではないことに気が付くはずです。信仰の歩みも同じです。そこには様々なチャレンジ、困難が存在します。しかし、イエス様との愛の関係の中で生きる喜びと祝福をしっかりと思い出す時に、キリストの愛ゆえに「忍耐」と「励まし」が与えられるのです。
しかも、私たちの信仰の歩みは一人で行うものではありません。同じように、キリストの花嫁として歩む、主にある兄弟姉妹が与えられているのです。これが教会なのです。私たちは、同じ信仰を共有しているだけでなく、イエス様にお会いする希望をも共有し、互いに励まし合い、忍耐を共にする群れなのです。
これがイエス様との信仰生活の現実であり、生きた教会の姿なのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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