デイリーディボーション 7月8日(水)

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デイリーディボーション 7月8日(水)

2020年7月8日(水)
へブル人への手紙 3:13-15 13「きょう」と言われている間に、日々互いに励まし合って、だれも罪に惑わされてかたくなにならないようにしなさい。14もし最初の確信を終わりまでしっかり保ちさえすれば、私たちは、キリストにあずかる者となるのです。15「きょう、もし御声を聞くならば、御怒りを引き起こしたときのように、心をかたくなにしてはならない。」と言われているからです。
【ポイント】 ①「日々互いに励まし合って」とは? ここで、重要なポイントは「互いに」という部分です。私は、キリスト教の不健全化(宗教化、世俗化、商業化など)の原因の一つは、「個人主義」、「自己第一主義」だと思っています。クリスチャンでありながら、「他の人よりも多くの祝福を得たい」という肉的な欲求を捨て去ることができないために、多くのクリスチャンの興味関心は教会全体、キリスト教界全体、世界全体のことではなく、自分のことに集中してしまうのです。しかし、今日の個所を見ても、ヘブル書の著者のメッセージは「日々互いに励まし合うこと」なのです。
それでは、具体的に何について励まし合うのでしょうか。これまでの個所から考えると「間違った天使理解(崇拝)に陥らないこと」(2章)、「キリストを正しく理解すること」(1~3章)だということが分かります。つまり、イエス・キリストの福音に何かを足したり、引いたりすることが、極めて大きな罪であるということなのです。つまり、今日の個所も、単に「良い行いを続けなさい。」という命令ではなく、キリストの福音を正しく語り、キリストの福音を信頼し続けなさいという命令なのです。
繰り返し学んでいますが、過去、そして現在のクリスチャンが、いかに安易にこの命令を無視しているのかという現実を直視しましょう。そして、私たちは、それがいかに素晴らしく見える伝統、文化であったとしても、キリストの福音に反すること、聖書に書かれていない事柄については「心をかたくなにせず」に、「いつか」ではなく「今日」間違いを改めていくことが求められているのです。そして、この取り組みについて、教会全体として協力することが求められているのです。
欧米で行われている、人種差別に対する反対運動は、これまで先延ばしにされてきた自分たちの歴史認識の間違いの訂正、悔い改めが起きているのだと思います。歴史の教科書で「偉人」として教えられてきた人々の中には、実は人種差別を行っていた人がいたということです。「その時代では当たり前だった」と主張する人がいるかもしれません。しかし、その時代にも、聖書はあったのです。キリストの福音は共有されていたのです。ですから、いかに過去のクリスチャンがキリストの福音を無視し続けてきてしまったのかを、改めて確認するべきなのではないでしょうか。
ライフチャーチ 大谷 信道


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