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2017年8月12日(土)
【通読】
マタイの福音書 14:22-23
22それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗り込ませて、自分より先に向こう岸へ行かせ、その間に群衆を帰してしまわれた。23群衆を帰したあとで、祈るために、ひとりで山に登られた。夕方になったが、まだそこに、ひとりでおられた。
【ポイント】
①弟子を守られるイエス様
この箇所がバプテスマのヨハネの処刑の報告の直後であることを忘れてはなりません。当然、イエス様と弟子たちの中に緊張感があったと考えるのが自然です。22節の「イエスは弟子たちを強いて舟に乗り込ませ」という表現からそれを伺い知ることができます。群衆が解散すれば、イエス様の奇跡についてだけでなく、イエス様たちの居場所も広まってしまいます。そこで、イエス様は弟子たちに危害が及ばないように、先に弟子たちを安全な場所に送り出し、本来弟子たちのしごとであろう、群衆の対応をご自分で引き受けられたのです。ここから、イエス様の弟子たちへの愛の深さを知ることができますね。
②天の父との交わりの時間を大切にされるイエス様
イエス様は、祈るために、ひとりで山に登られます。危険から遠ざかるためでもあると思いますが、23節の「夕方になったが、まだそこに、ひとりでおられた」という表現から、マタイはイエス様が必要以上に長く山にとどまっていたと感じていたことが伺えます。つまり、それはイエス様がそれほど長い時間祈っていたこと、つまり、それほど天の父との交わりの時間を大切にされていたことが分かるのです。そして、それは大変な時、大きなストレスを覚えているときこそ、天の父との交わりの時間を大切にするという模範でもあったのでしょう。
ライフチャーチ
大谷信道