デイリーディボーション 8月22日(木)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 8月22日(木)

2019年8月22日(木)
マルコの福音書 14:53-56 53彼らがイエスを大祭司のところに連れて行くと、祭司長、長老、律法学者たちがみな、集まって来た。54ペテロは、遠くからイエスのあとをつけながら、大祭司の庭の中まで入って行った。そして、役人たちといっしょにすわって、火にあたっていた。55さて、祭司長たちと全議会は、イエスを死刑にするために、イエスを訴える証拠をつかもうと努めたが、何も見つからなかった。56イエスに対する偽証をした者は多かったが、一致しなかったのである。
【ポイント】 ①祭司や議員の気持ちは理解できるが・・・ ヨハネの福音書11章47-50節を見てみましょう。「47そこで、祭司長とパリサイ人たちは議会を召集して言った。『われわれは何をしているのか。あの人が多くのしるしを行なっているというのに。48もしあの人をこのまま放っておくなら、すべての人があの人を信じるようになる。そうなると、ローマ人がやって来て、われわれの土地も国民も奪い取ることになる。』49しかし、彼らのうちのひとりで、その年の大祭司であったカヤパが、彼らに言った。『あなたがたは全然何もわかっていない。50ひとりの人が民の代わりに死んで、国民全体が滅びないほうが、あなたがたにとって得策だということも、考えに入れていない。」
つまり、全イスラエルが滅びるのを防ぐためには、イエス様一人の命を奪うことはやむを得ないという考え方です。ユダヤ人指導者のイエス様への殺意は、イエス様への妬みというような単純なものではなく、イスラエルの平和と繁栄を守るという思いがあったことを忘れてはならないのです。残念ながら、映画などでは彼らが悪役として描かれている場合が多いと思います。多くの教会学校の教師や牧師たちも、祭司たちや議員に悪者のレッテルを貼って、イエス様の十字架を教えているケースが多いと思います。しかし、現実は祭司、議員たちは単なる悪役ではなく、自分に与えられている責任として、ローマ帝国との良好な関係の維持に全力を尽くしたという一面があるのです。
しかし、彼らが、十戒の第九戒の「あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。」という戒めを破っている姿から、彼らが神様のみこころを求めることよりも、人間的な合理性を優先させてしまったことは明らかです。結局のところ、私たちが神様のみことばに従って生きることが、真理を行うことになるのです。
ライフチャーチ 大谷信道


side_worship side_info