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2020年8月26日(水)
へブル人への手紙 10:23 23 約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白しようではありませんか。
【ポイント】 ①しっかりと希望を告白する理由は? 今日の個所は、聖書に記されているイエス様の約束を信じられなくなる人が沢山いたということを示唆しています。つまり、日々の生活の中で「本当に神様がいるのだろうか?」、「イエス様を信じることによって自分は本当に祝福されているのだろうか?」などという不安に陥るクリスチャンが大勢いたということです。
この現象は、現代のクリスチャンにとっても他人事ではありません。むしろ、悪化している可能性もあります。なぜなら、新約聖書全体に貫かれている「約束を信じること」「患難を忍耐する」というメッセージがあたかも「黒塗り」にされたかのように語られず、反対に「この世での祝福」という、どのご利益宗教でも教えられているメッセージが教会に蔓延し、経済的な繁栄(個人&国家)こそが「神様の祝福」であるかのような教えが、福音主義・聖書主義を掲げている教会にまで入り込んでしまっているからです。
しかし、今日の個所から、この手紙が送られたクリスチャンたちは、日々の生活の中で「動揺」を覚えるような状況、つまりこの世的な経済的な繁栄、健康、平和とは反対の状況に置かれていたことが分かるのです。そして、それこそがイエス様の時代から今日に至るまで続ている「この世」の現実なのです。
そのような「不安」や「恐れ」の現実の中で、ヘブル書の著者は「しっかりと希望を告白しようではありませんか」と語りかけているのです。そして、互いに希望を告白し合う場所は言うまでもなく教会なのです。
ライフチャーチ 大谷信道