デイリーディボーション 9月18日(水)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 9月18日(水)

2019年9月18日(水)
ピリピ人への手紙 1:7-8 7私があなたがたすべてについてこのように考えるのは正しいのです。あなたがたはみな、私が投獄されているときも、福音を弁明し立証しているときも、私とともに恵みにあずかった人々であり、私は、そのようなあなたがたを、心に覚えているからです。8私が、キリスト・イエスの愛の心をもって、どんなにあなたがたすべてを慕っているか、そのあかしをしてくださるのは神です。
【ポイント】 ①協力(パートナーシップ)を大切にする その2 昨日、パウロは自分とピリピ教会の「κοινωνίᾳ・ コイノニア」、つまり「 Fellowship・交わり」について喜び、感謝を覚えていることを確認しました。もちろん、イエス・キリストの福音がピリピの地域に宣べ伝えられていることもパウロの喜びであることは間違いありません。しかし、今日の箇所をみると、パウロが投獄されている中にあっても、自分たちにも危険が及ぶ恐怖をものともせず、パウロを支え続けている姿、主にある「κοινωνίᾳ・コイノニア」を喜んでいることが明らかなのです。
さらに、パウロは自分自身も「キリスト・イエスの愛の心をもって」ピリピの教会の一人ひとりを愛していることを表明し、その愛が口先だけのものでないこは神様が証言してくださると宣言しているのです。
「κοινωνίᾳ・ コイノニア」「 Fellowship・交わり」について、再度確認してみましょう。イエス様の「互いに愛し合いなさい」という命令は、単なる倫理的な教えではなく、キリストを信じる者に与えられた使命であり、人生の目的です。この使命の具体的な実践が「交わり」であるともいえます。ですから、私たちは家庭において、教会において、イエス様の愛による交わりの実現のために熱心に取り組むのです。
しかし、私たちには「福音宣教」という使命も与えられていることを忘れてはなりません。神様はこの使命のために、私たちを選び、救い、弟子としてくださったのです。福音宣教(教会形成)は、「交わり」だけでなく「協力」が欠かせません。つまり、私たちは「仲良しグループ」を作ることが使命ではなく、「仲良しグループ」で福音宣教の業を遂行することが求められているのです。
つまり、意見や考え方が違う人たちと共に福音宣教の業に励む中で「協力」を実践し、その結果として「良い「交わり」が実現するのです。また、逆もあります。教会の中で良い「交わり」が形成されたからこそ、「協力」して福音宣教の働きに進んでいけるのです。どちらが先だとしても、大切なことは「福音宣教」と「交わり」が同時進行していることなのです。この教会の姿こそが、パウロとピリピ教会の「κοινωνίᾳ・ コイノニア」なのです。
ライフチャーチ 大谷信道


side_worship side_info