デイリーディボーション 9月21日(土)

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デイリーディボーション 9月21日(土)

2019年9月21日(土)
ピリピ人への手紙 1:12-14 12さて、兄弟たち。私の身に起こったことが、かえって福音を前進させることになったのを知ってもらいたいと思います。13私がキリストのゆえに投獄されている、ということは、親衛隊の全員と、そのほかのすべての人にも明らかになり、14また兄弟たちの大多数は、私が投獄されたことにより、主にあって確信を与えられ、恐れることなく、ますます大胆に神のことばを語るようになりました。
【ポイント】 ①パウロの心配は自分でなく教会 今日の箇所からパウロが投獄されていることが分かります。ちなみに、13節の「親衛隊」とは、ローマ皇帝を警護する部隊なので、パウロがこの手紙をローマの獄中で記したと考える学者が多いようです。
囚われの身となり、自由な活動ができなくなってしまったパウロにとっての一番の心配はアジア各地の教会です。今日の箇所も、パウロの投獄により、少なからず不安を覚えているピリピ教会のメンバーを励ます内容となっています。
パウロの福音宣教の歩みは、ある種の「ムーブメント」のような側面があったと想像します。福音宣教のムーブメントが一過性のものに終わらず、持続していくためには、その中にいるクリスチャンの心の炎を消さないことです。一人のクリスチャンの心に中に炎のような情熱があるうちに、別の信者や未信者に、熱が伝わっていくことが大切なのです。ルカの福音書24章で、復活のイエス様から聖書の話を聞いた二人の弟子が「道々お話しになっている間も、聖書を説明してくださった間も、私たちの心はうちに燃えていたではないか。」と証ししている通りなのです。
同じように、パウロがイエス様の福音を語るときに、聞いた者が神様の愛と恵を正確に知り、救いの確信を深め、自分も福音宣教という使命が与えられていることを知り、人々の心が燃やされ、教会に力が与えられ、一致と協力が与えられ、福音が前進していったのでしょう。
ですから、ピリピの教会のクリスチャンが自分の投獄によって福音宣教に不安を覚えたり、燃やされた心が冷えてしまったりしないように、パウロは獄中から励ましを送ったのでしょう。
このように、聖書のみことばには、私たちの心に火をつけられる力があります。そして、その熱は、私たちが福音を分かち合うときに、周りへと伝わっていき、さらに大きな炎となっていくのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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