デイリーディボーション 9月21日(水)

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デイリーディボーション 9月21日(水)

2022年9月21日(水)
ローマ人への手紙 3章1-2節 1では、ユダヤ人のすぐれたところは、いったい何ですか。割礼にどんな益があるのですか。2それは、あらゆる点から見て、大いにあります。第一に、彼らは神のいろいろなおことばをゆだねられています。3では、いったいどうなのですか。彼らのうちに不真実な者があったら、その不真実によって、神の真実が無に帰することになるでしょうか。4絶対にそんなことはありません。たとい、すべての人を偽り者としても、神は真実な方であるとすべきです。それは、「あなたが、そのみことばによって正しいとされ、さばかれるときには勝利を得られるため。」と書いてあるとおりです。
【ポイント】 ①ユダヤ人は特別な役割を与えられたが・・・ クリスチャンの中には、ユダヤ人に対して特別な敬意、憧れを持っている人がいるようです。一方、歴史を見るとユダヤ人に対する迫害も起こってきました。旧約聖書の登場人物の中心はユダヤ人(イスラエルの民)であり、イエス・キリストもユダヤ人として地上に遣わされ、イエス様を迫害し殺したのもユダヤ人です。ですから、聖書を神のみことばと信じている私たちクリスチャンがユダヤ人を特別視することは当たり前のことかもしれません。
それでは、私たちクリスチャンはユダヤ人や彼らの信仰(ユダヤ教)についてどのように理解したらよいのでしょうか。この手紙10章12-13節には次のようにあります。「12ユダヤ人とギリシヤ人との区別はありません。同じ主が、すべての人の主であり、主を呼び求めるすべての人に対して恵み深くあられるからです。13『主の御名を呼び求める者は、だれでも救われる』のです。」また、ガラテヤ人への手紙3章28-29節には「28ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男子も女子もありません。なぜなら、あなたがたはみな、キリスト・イエスにあって、一つだからです。29もしあなたがたがキリストのものであれば、それによってアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのです。」とあります。さらにヨハネの福音書1章12-13節には「12しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。13この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。」と記されています。私たちクリスチャンは、これらのみことばを素直に受け取るだけで良いのです。イエス・キリストの御名のゆえに、私たち異邦人もユダヤ人も区別はないのです。
ですから、神様の目の前では「〇〇人」という区別はもはや意味をなさないのです。もちろん、それは、神様のみことばがユダヤ人に委ねられたことが無意味になるわけではありません。しかし、神様の最終的な預言者であり、神様のみことばの完全な現れであるイエス・キリストが来られた時点で、イエス様の御名を信じるすべての者に、福音を委ねられたのです。ここで重要なことは、私たちクリスチャンがその役割に忠実であることです。もし、ユダヤ人の中に与えられた役割について不忠実な人々がいたのであれば、私たちクリスチャンは同じ過ちを犯すことが無いように注意することです。
ただ、そこではもう一つの注意が必要です。それは、私たちが神様からの罰を恐れてではなく、神様からの愛の応答として、進んでイエス様のみことばを分かち合っていくことです。そうしないと、イエス様の時代の律法学者やパリサイ人たちのような律法主義に陥ってしまうでしょう。そのような意味では、私たちは信仰の先輩であるユダヤ人の素晴らしい点からも、失敗からも学ぶことができるわけです。
ライフチャーチ 大谷信道


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