デイリーディボーション 9月22日(水)

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デイリーディボーション 9月22日(水)

2021年9月22日(水)
マタイの福音書 10:1-4 1イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊どもを制する権威をお授けになった。霊どもを追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやすためであった。2さて、十二使徒の名は次のとおりである。まず、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、3ピリポとバルトロマイ、トマスと取税人マタイ、アルパヨの子ヤコブとタダイ、4熱心党員シモンとイエスを裏切ったイスカリオテ・ユダである。
【ポイント】 ①イエス様の戦略を理解する 聖書全体が証ししていることは、イエス様が神の御子であり、神であったということです。と言うことは、イエス様はご自分の十字架についても事前に知っていたわけです。自身が地上からいなくなることが明らかなわけですから、イエス様が神様の計画を実現するために弟子を作られたことは、当然のことと言えます。反対に、イエス様が昇天の準備をされていなかったとしたら、イエス様は未来について知らなかったことになってしまいますね。
私たちは、イエス様が約三年後に地上を去るための準備をされているという「イエス様の戦略」を意識しながら福音書を読むことが重要だと思います。その戦略とは「弟子づくり」であったことが今日の個所から分かります。そして、使徒の働き、使徒たちの手紙を読んでも、イエス様の弟子づくりの実が結ばれていることが明らかです。
それでは、イエス様が弟子たちにどのような使命を与えられたのでしょうか。近視眼的な聖書の読み方をしてしまうと「汚れた霊どもを制する権威をお授けになった。霊どもを追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやすためであった。」という箇所に目が行ってしまうと思います。しかし、ここでも、イエス様の戦略・計画について理解していることが必要です。イエス様は、悪霊が追い出された人、病気が癒された人がいつか必ず死んでしまうことをご存知でした(誰でもわかることですね)。ですから、悪霊の追い出しや病気の癒しが最終的な目的でなかったことは明らかです。イエス様は人々の一時的癒しのためではなく、永遠の救いのために地上に遣わされ、十字架にかかられたのです。
それでは、悪霊の追い出しや、病気の癒しの目的な何だったのでしょうか。それは、ナザレ出身で木工職人の息子だと思われていたイエスが神であることを証明するためです。それは、イエス様が不信仰な人々にさばきを言い渡し、次々に呪い殺していくというような方法でも可能だったかもしれません。しかし、イエス様は、神様の愛、あわれみ、恵みを伝えながら、ご自分が神であることを証明されたのです。
ですから、私たちがどれほど熱心に悪霊の追い出しや病気の癒しを行ったとしても、癒された人々、それを目撃した人々が神様の愛を知り、神様を愛する者へと変えられることを目的として行わなければ、イエス様から与えられた使命を全うすることにはならないのです。癒された人の中には、一時的に感謝をしながら、しばらくすると神様から離れてしまう人もいることでしょう。しかし、それではダメなのです。イエス様の願いは、人々がしっかりと天の父と繋がり、天の父を愛し続ける者とされることなのです。悪霊の追い出し、病気の癒しは、あくまでもその目的のための一手段であったことを忘れてはならないのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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