デイリーディボーション 9月6日(水)

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デイリーディボーション 9月6日(水)

2023年9月6日(水)
【今日のみことば】 コリント人への手紙第一 1:18-19 18十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。19それは、こう書いてあるからです。「わたしは知恵ある者の知恵を滅ぼし、賢い者の賢さをむなしくする。」
①「知恵ある者」の言葉に惑わされない。 今日の個所は文脈から外れないことが重要です。コリント教会で分裂や分派が起きてしまった理由は、信徒の中にイエス・キリストではなく、人間との結びつきを求める人がいたことでした。
ここで「人間との結びつき」をさらに掘り下げる必要があります。人々は人間、例えばパウロ、アポロ、ペテロなどのどのような部分に惹かれ、結びつきを求めたのでしょうか。使徒の働きの18章24には、アポロにについて次のように述べています。「24さて、アレキサンドリヤの生まれで、雄弁なアポロというユダヤ人がエペソに来た。彼は聖書に通じていた。」恐らく、人々はアポロの「雄弁さ」に惹かれたのでしょう。この現象は、現代の政治家のスピーチなどを重ねて考えると分かりやすいでしょう。政治家が有権者の支持を集める最大の要素は「雄弁さ」ではないでしょうか。人々のその人の本当の人間性、価値観などではなく、演説の時に感じる魅力によって支持、不支持を決めることがあると思います(原稿が用意された演説は抜群にうまいけれど、それ以外の場面での発言や態度で化けの皮がはがれてしまう人もいるようですが)。同じように、当時の教会の中でも、雄弁な説教をする者が人々の人気や支持を得る傾向があったと推察できるのです。
そのような前提から今日の聖書の個所を見ると、パウロが本当に大切にしていることは、人々を魅了し、人々から「力ある者・力ある言葉」という評価を得るための「雄弁さ」や「(人間的な)知恵」ではなく、ただ「イエス・キリストの福音」だけだということあ分かります。
この世の人々は、自分がより良い人間として生きて行くための知恵、自分の人間性を高めるための知恵、仕事などで他者よりも高いパフォーマンスを発揮するための知恵、より多くの財産を手にするための知恵、より健康に生きて行くための知恵などなのです。そのような人々からすれば、「神様の愛」「キリストの福音」などのメッセージはばかばかしく、価値の無いものに聞こえることでしょう。
しかし、パウロはそれらの人間的な知恵は、人に真の幸せや平安を与えることができないこと、イエス・キリストの福音だけが、それが可能であることを知っていたのです。そして、パウロのメッセージを聞く私たちも、この真理から離れてはならないのです。イエス・キリストの福音を語る牧師、そしてそれを聞く信徒も、イエス・キリストの福音を日々新しく受け取ることができれば、同じメッセージを100回聞こうが、1,000回聞こうが、飽きることはないのです。
2コリント4章16節 「16ですから、私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。」
2テモテ 4章2節 「2みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。3というのは、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、4真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。」
ライフチャーチ 大谷 信道


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