デイリーディボーション 9月7日(木)

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デイリーディボーション 9月7日(木)

2017年9月7日(木)

【通読】
マタイの福音書 17:24-27
24また、彼らがカペナウムに来たとき、宮の納入金を集める人たちが、ペテロのところに来て言った。「あなたがたの先生は、宮の納入金を納めないのですか。」25彼は「納めます」と言って、家に入ると、先にイエスのほうからこう言い出された。「シモン。どう思いますか。世の王たちはだれから税や貢を取り立てますか。自分の子どもたちからですか、それともほかの人たちからですか。」26ペテロが「ほかの人たちからです」と言うと、イエスは言われた。「では、子どもたちにはその義務がないのです。27しかし、彼らにつまずきを与えないために、湖に行って釣りをして、最初に釣れた魚を取りなさい。その口をあけるとスタテル一枚が見つかるから、それを取って、わたしとあなたとの分として納めなさい。」

【ポイント】
①「宮の納入金」とは?
「宮の納入金」は献金(捧げ物)とは別に、神殿、祭具などの維持管理のために二十才以上の人に徴収されていました(出エジプト30:11-16; ネヘミヤ10:32-33)。その金額は半シェケル(2ドラクマ、2デナリ、半スタテル)で、労働賃金2日分にあたるものでした。

②神の子は免除
イエス様は、ご自分や弟子たちは「神の子」であるので、「宮の納入金(神殿税)」を支払う義務はないと教えられました(26節)。

③つまずきを与えない
しかし、イエス様は人々に「つまずきを与えないため」に神殿税を払うことにしました。「神の子とされたものは神殿税を払う必要などない!」などと、正論を振りかざしても、それを理解できない人が当惑したり、苦々しい思いを心に抱くだけだからです。聖書のみことば、イエス様の御心を十分に理解できていない人々に人々につまずきを与えないように最大限の配慮をすることが非常に大切であるということです。

使徒パウロも人々をつまずかせないことの大切さを教え、自ら実践していました。

ローマ14章
13ですから、私たちは、もはや互いにさばき合うことのないようにしましょう。いや、それ以上に、兄弟にとって妨げになるもの、つまずきになるものを置かないように決心しなさい。14主イエスにあって、私が知り、また確信していることは、それ自体で汚れているものは何一つないということです。ただ、これは汚れていると認める人にとっては、それは汚れたものなのです。15もし、食べ物のことで、あなたの兄弟が心を痛めているのなら、あなたはもはや愛によって行動しているのではありません。キリストが代わりに死んでくださったほどの人を、あなたの食べ物のことで、滅ぼさないでください。

1コリント 8章
13ですから、もし食物が私の兄弟をつまずかせるなら、私は今後いっさい肉を食べません。それは、私の兄弟につまずきを与えないためです。

今日の箇所には、イエス様の深い愛、気遣いを見ることができます。神様の御心を正論として語っても、それによってつまずきを覚える人がいるのであれば、それは「愛」ではないのです。実際神様は、ユダヤ人の不必要なつまずきとならないように、イエス様、ペテロの分の神殿税を用意してくださったのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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