デイリーディボーション 9月8日(木)

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デイリーディボーション 9月8日(木)

2022年9月8日(木)
ローマ人への手紙 1章28節ー2章3節 28また、彼らが神を知ろうとしたがらないので、神は彼らを良くない思いに引き渡され、そのため彼らは、してはならないことをするようになりました。29彼らは、あらゆる不義と悪とむさぼりと悪意とに満ちた者、ねたみと殺意と争いと欺きと悪だくみとでいっぱいになった者、陰口を言う者、30そしる者、神を憎む者、人を人と思わぬ者、高ぶる者、大言壮語する者、悪事をたくらむ者、親に逆らう者、31わきまえのない者、約束を破る者、情け知らずの者、慈愛のない者です。32彼らは、そのようなことを行なえば、死罪に当たるという神の定めを知っていながら、それを行なっているだけでなく、それを行なう者に心から同意しているのです。2:1ですから、すべて他人をさばく人よ。あなたに弁解の余地はありません。あなたは、他人をさばくことによって、自分自身を罪に定めています。さばくあなたが、それと同じことを行なっているからです。2私たちは、そのようなことを行なっている人々に下る神のさばきが正しいことを知っています。3そのようなことをしている人々をさばきながら、自分で同じことをしている人よ。あなたは、自分は神のさばきを免れるのだとでも思っているのですか。
【ポイント】 ①「ジェンダー・性」の問題の本質を理解する その2 今日の個所を見ても、パウロが指摘している人たちの特徴は「神を知ろうとしたがらない(者)」「あらゆる不義と悪とむさぼりと悪意とに満ちた者、ねたみと殺意と争いと欺きと悪だくみとでいっぱいになった者、陰口を言う者、そしる者、神を憎む者、人を人と思わぬ者、高ぶる者、大言壮語する者、悪事をたくらむ者、親に逆らう者、」「31わきまえのない者、約束を破る者、情け知らずの者、慈愛のない者」「32そのようなことを行なえば、死罪に当たるという神の定めを知っていながら、それを行なっているだけでなく、それを行なう者に心から同意している(者)」です。ですから、パウロが指摘しているのは「その心の欲望のままに(行動し)」「造り主の代わりに造られた物を拝み」「男も、女の自然な用を捨てて男どうしで情欲に燃え」た人たちなのです。決して、肉体の性と心の性が一致しないという理由で人々を非難しているわけではありません。
自分は保守的な信仰を持っていると自負している多くのクリスチャンが、聖書自体の教えではなく、多くの牧師や教師たちの「人間の言葉(言い伝え)」を鵜呑みにし、それが聖書の教えだと信じ込んでいるという、イエス様の時代の律法学者やパリサイ人と同じ状況に陥ってしまっていることはないでしょうか。聖書の大切さを教えることは極めて重要な責任ですが、それは自分が正しいと信じている聖書解釈を押し付けることでは決してありません。私たち牧師や教師の役割は、信徒一人ひとりが聖書に向き合い、いのちのパンである、キリスト(そのみことば)を自分で食べることができるように導くことなのではないでしょうか。
ここで、大切なことは、一人ひとりのクリスチャンが「それって本当に聖書に書いてあるの?どこに書いてあるの?」という疑問を持ち、自分で調べたり、牧師・教師に質問することです。この姿勢を怠って、権威がありそうな牧師・教師の言っていることを信じてしまうことは、時には大変危険なことでもあるのです。残念ながら多くの福音主義的なクリスチャンがこの傾向を持っていることが、近年彼らの多くがSNSで拡散されている様々な「陰謀論(説)」「似非科学」を簡単に信じ込んでしまうという社会現象(問題)から分かるのです。恐ろしいことですが、政治家の中には、このような福音主義クリスチャンの特徴を巧みに利用し、より多くの支持を得ようとする人もいるのではないでしょうか。
本当の意味で「聖書的」であるためには、人の教え、人の言い伝えを聞いたり、読んだりするだけでなく、自分で聖書を読み、神様の御心(真意)を自分でも考えることが大切なのです。その時に、自分がいかに多くの先入観や既成概念に影響を受けているのかに気が付くことでしょう。
ライフチャーチ 大谷信道


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