デイリーディボーション 5月17日(金)

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デイリーディボーション 5月17日(金)

2013年5月17日(金)

ヘブル人への手紙 9:15-18
15こういうわけで、キリストは新しい契約の仲介者です。それは、初めの契約のときの違反を贖うための死が実現したので、召された者たちが永遠の資産の約束を受けることができるためなのです。16遺言には、遺言者の死亡証明が必要です。17遺言は、人が死んだとき初めて有効になるのであって、遺言者が生きている間は、決して効力はありません。18したがって、初めの契約も血なしに成立したのではありません。

【ポイント】
①イエス・キリストを多面的に理解する
私たちが人間的に成熟すると、物事や人の違う面を同時に見ることが出来るようになります。反対に、未熟な人は友人とのちょっとした衝突が起きる時に、その人の嫌な面をしか見ることができなくなり、赦せなくなったします。自分自身も何か失敗すると、自分に対して失格者というレッテルを貼り、その他の素晴らしさを見れなくなってしまいます。そのような未熟さを持った人は、キリストとの関係においても、同じ過ちを犯してしまいます。例えば、自分が罪の意識にさいなまれる時に、神様の「愛」「赦し」「恵み」を忘れ、神様の厳しさしか見えなくなってしまいます。さらに、自分も自分を失格者して裁いてしまうので、キリストの「裁き主」の面しか見えなくなってしまうのです。ですから、人間関係においても、キリストとの関係においても、相手の様々な面を同時に見る習慣をつけていくことは、霊的な成長においても極めて重要なのです。

②キリストの仲介者としての面を見る
これまで、キリストは「大祭司」「王」「捧げ物」として説明されてきました。ここでは、8章6節に続き、キリストが仲介者であると証しされています。この仲介者の存在は、罪深い人間と聖い神様の和解のために存在しています。つまり、私たちが罪深い存在ではなく、自分の力で完全さを身につけることができるのであければ、神様との仲介者は必要ありません。ですから、私たちは自分の罪深さ隠したり、正しいふりをしたり、自分を裁いたりする必要はないのです。どのようなことがあっても、どのような失敗をしたとしても、どのように心が冷めてしまっても、イエス様があなたの仲介者としてとりなしてくださることを止めることはありません。

③キリストの遺言者であり、同時に遺言の執行者である面を見る
ここで、突然「遺言」についての記述があらわれます。そのポイントは、「遺言」は遺言者が死なない限り効力を発さないという原則と、キリストが死死なれない限り、罪の贖いの効力は発せられないという点で類似点があるからでしょう。さらに、遺言は遺言者の死後に決して変更することが許されないように、キリストの救い、罪の贖い、永遠のいのち、天上の資産の相続の約束は、決して変更されることは無いのです。

【祈り】
《エペソ1章》
11この方にあって私たちは御国を受け継ぐ者ともなりました。みこころによりご計画のままをみな行なう方の目的に従って、私たちはあらかじめこのように定められていたのです。
12それは、前からキリストに望みを置いていた私たちが、神の栄光をほめたたえるためです。

ライフチャーチ牧師 大谷信道


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