デイリーディボーション 12月4日(木)

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デイリーディボーション 12月4日(木)

2014年12月4日(木)

【通読】
ガラテヤ 2:4-5
4実は、忍び込んだにせ兄弟たちがいたので、強いられる恐れがあったのです。彼らは私たちを奴隷に引き落とそうとして、キリスト・イエスにあって私たちの持つ自由をうかがうために忍び込んでいたのです。5私たちは彼らに一時も譲歩しませんでした。それは福音の真理があなたがたの間で常に保たれるためです。

【ポイント】
①「にせ兄弟」の問題
「にせ兄弟」と呼ばれるクリスチャンたちは人達は、クリスチャンになるためにはユダヤ人になること、つまり、律法の遵守を条件とし、会衆の儀式として「割礼」を強要していたと思われます。これは、イエス・キリストの教えに明らかに反しているわけですが、ユダヤ人のクリスチャンにとってはそれほど大きな問題とは感じなかったのかもしれません。なぜなら、彼らは生まれた時から律法を守る生活を続け、そこに神様の祝福があると感じていた部分もあるはずだからです。ユダヤ人クリスチャンにとっては当たり前のことを異邦人に勧めていたわけで、コリント教会で不品行を容認していた「にせ使徒」の問題とは性質が異なる問題だったかも知れません。ですから、「にせ兄弟」の教えに従って行っても、教会の中で倫理、道徳に反するような行為が蔓延してしまう恐れはなかったのではないかと思われます。

しかし、その問題の本日は極めて深刻でした。なぜなら、「にせ兄弟」の教えはキリスト教のユダヤ教化(回帰)をもたらしかねない大問題だったからです。律法の遵守、割礼が救いの前提条件だとしたら、イエス・キリストの十字架は全くの無駄、無意味なものになってしまうからです。福音が「良い知らせ」である理由は、イエス・キリストを救い主として信頼し、人生を委ねる者はだれでも罪の滅びから救われ、神の子とされることにあるのです。それ以外の条件を加える事は、たとえそれが道徳的、倫理的に問題を引き起こすようなものでないとしても、「福音の真理」を根底から覆す重大な違反行為にほかならないのです。

【日曜礼拝の中心聖句】
ヨハネの福音書 12:35-36
35イエスは彼らに言われた。「まだしばらくの間、光はあなたがたの間にあります。やみがあなたがたを襲うことのないように、あなたがたは、光がある間に歩きなさい。やみの中を歩く者は、自分がどこに行くのかわかりません。36あなたがたに光がある間に、光の子どもとなるために、光を信じなさい。」イエスは、これらのことをお話しになると、立ち去って、彼らから身を隠された。

ヨハネの福音書 8:12
12イエスはまた彼らに語って言われた。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」

【今週の適用と実践】
・この世闇の中にあるという現実を直視してみましょう。
・家族、友人が闇の中で迷い、苦しんでいる姿に痛みを覚えましょう。
・自分がキリストを知らずに闇の中を歩んでいた時のことを思い出してみましょう。
・キリストがこの世、自分のいのちの光であることを再認識してみましょう。

【今週の祈り】
「主よ、あなたの愛と赦し、永遠の命の喜びを知らずに生きていた時の闇を思い出します。あなたを知らずに生きていたらどのような人生だったかを考えると恐ろしくなります。反対に、救われた喜びが当たり前になっている自分に気がつくこともあります。また、依然として罪深い自分の姿を見る時に、自分が依然として闇にいるのではないかと感じ失望してしまうこともあります。しかし、主よあなたの救いは完全で私たちが再び闇の中に歩むことがないことを信じます。今日もあなたの光の中を歩くことができることを感謝いたします。」

ライフチャーチ牧師 大谷信道


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