デイリーディボーション 4月27日(土)

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デイリーディボーション 4月27日(土)

2013年4月27日(土)

ヘブル人への手紙 6:11-12
11そこで、私たちは、あなたがたひとりひとりが、同じ熱心さを示して、最後まで、私たちの希望について十分な確信を持ち続けてくれるように切望します。12それは、あなたがたがなまけずに、信仰と忍耐によって約束のものを相続するあの人たちに、ならう者となるためです。

【ポイント】

①何に熱心であるべきなのかを間違えてはならない
11節で語られている「熱心さ」の目的は何でしょうか。それは、「確信を持ち続ける」ことであることが分かります。ヘブル書の著者は、決して律法的は行いを続けなければ、「堕落(救いを失う)」してしまうと教えているのではありません。「私たちの希望の確かさ」、つまり私たちがイエス・キリストの「信仰」により、「恵み」により救われているという約束、そして、いつか必ず永遠の命の中に生きてい者とされているという希望について教えているのです。熱心になるべきなのは、表面的に善い行いを続けていくことではなく、この希望の確信を持ち続けることなのです。この希望について使徒パウロもロマ書5書で次のように語っています。

3そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、4忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。5この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。

②「希望」「信仰」と「忍耐」の関係
間違った「希望」「期待」はかならず「失望」に終わります。上のロマ書にある通り、いずれ与えられる最終的な祝福の約束を信じ、患難にあっても「忍耐」づよく「希望」を持ち続けることが「信仰」です。11章1節の「信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」という有名なみことばは、そのこと教えています。この11節1節を「あなたが個人的な願いが実現することを信じ続ければ、必ずその通りになる」というメッセージだと誤解している人がたくさんいますが、その後を読めばそうでないことは明らかです。つまり、キリストの救い、永遠のいのちの約束を信じる信仰は、目の前にある患難を忍耐する力であり、希望を持ち続ける原動力なのです。

③「信仰」に生きた私たちの先輩から励ましを受ける
その先輩とは13節から出てくる「アブラハム」です。彼は、完璧から程遠い人間でした。実際にたくさんの失敗もおかしました。しかし、アブラハムは神様を信頼し続けました。彼の不完全ながら、神様を愛し、神様を信じ続ける姿は私たちにとって大きな励ましです。アブラハムは個人的な目標、夢のために神様を信じ続けたのではありません。そうではなく、アブラハムは神様がアブラハムを用いて、ご自身の御心をかならず実現させる方であることを信じ続けたのです。

【祈り】
《マタイ6章》
33だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。
34だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。

アーメン

ライフチャーチ牧師 大谷 信道


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