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2013年5月29日(水)
ヘブル人への手紙 10:23
23約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白しようではありませんか。
【ポイント】
①希望の告白を保ち続けよう
この世には、私たちの信仰を動揺させる原因が数多く存在します。エジプトを脱出したイスラエルの民は「飢え」「渇き」「危険」などによって、いとも簡単に「約束の地」に対する希望を見失いました。しかし、これが私たち人間の現実なのです。そして、この弱さに関してはすべての人が同じなのです。イスラエルの民が特に弱かったわけではありません。
ここで大切なことは、①自分の弱さを認めること、②自分の弱さを隠さないこと、そして②互いに励まし合うことです。自分の弱さ、限界を知りながら、自分の弱さを受け入れられない人は、それを隠そうとします。また、他の人から、その弱さを指摘される時に、心の中で怒りを覚えたり、強がってみて弱さを隠そうとしたりします。本人は気がついていないでしょうが、周り人は「付き合いにくさ」を感じているはずです。実は、「動揺」しない強さを身に着けている人は、自分の弱さ認め、他者に対しての弱さを隠そうとしない事によって、本当の強さを持つことができているのです。
教会は自分の罪深さ、弱さを認め、隠さず、正直に心を開き合う群れです。しかし、傷を舐め合う群れではなく、互いに励まし合う群れでもあります。励まし合うために群れとなっているといっても過言ではありません。まさに羊が自分たちを敵から守るために群れを形成するのと同じです。ですから、ヘブル書の著者はキリスト者が群れ形成し、「希望を告白」し合うことによって、互いに励まし合うことを奨めているのです。
②私たちを強くする希望の根拠は「イエス様の真実さ」
なぜ、教会の群れは本気で励まし合うことができるのでしょうか。それは、イエス・キリストが絶対に約束を破ることがないという確信、信頼からです。希望の中心は「イエス・キリスト」なのです。教会は、集められたひとりひとりが「とにかくイエス様を信頼していれば大丈夫!」と「希望の告白」をし続ける群れであるということです。
【祈り】
《ローマ5章》
3そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、
4忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。
5この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。
アーメン
大谷 信道