デイリーディボーション 12月11日(木)

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デイリーディボーション 12月11日(木)

2014年12月11日(木)

【通読】
ガラテヤ 2:17-19
17しかし、もし私たちが、キリストにあって義と認められることを求めながら、私たち自身も罪人であることがわかるのなら、キリストは罪の助成者なのでしょうか。そんなことは絶対にありえないことです。18けれども、もし私が前に打ちこわしたものをもう一度建てるなら、私は自分自身を違反者にしてしまうのです。19しかし私は、神に生きるために、律法によって律法に死にました。

【ポイント】
①ユダヤ教(律法主義)への後戻りはあり得ない
当時のパリサイ人、現在の熱心なユダヤ教徒の人達は、非常に高い倫理観、道徳観を持ち合わせた素晴らしい人々であることは間違いありません。昨日も、調布ライフグループでユダヤ人がハヌカの祭りを祝う様子をたくさんの動画を見ながら学びましたが、その中でも家庭において父親が中心となり賛美を導き、家族全員が肩を寄せ合いながら賛美と感謝をささげる姿に大変感銘を受けました。その動画は実際の家族ではなく、演出が加えられているか、もしかすると全員役者なのかは分かりません。しかし、ユダヤ教徒が理想としている礼拝の姿を見ることができたと思います。日本人のクリスチャンがクリスマスの祝福の様子のビデオを作ろうとしたら、その中心は教会でのキャンドルサービスだったりするのではないでしょうか。家庭でのクリスマスの様子はユダヤ人のハヌカの持ち方とは違い、その中心は特別な食事だったり、プレゼントの交換だったりするのではないでしょうか。私たちクリスチャンは、謙虚になってユダヤ教徒から学ぶべきことがたくさんあるのではないかと思わされるのです。

このように、家庭や職場で神様の臨在を意識しながら生活する習慣、さらに律法に基づく高い倫理観、道徳観についてはユダヤ教徒から学ぶべきことはたくさんあるのです。同じような意味で、正統なイスラム教徒、仏教徒から学ぶこともたくさんあるでしょう。しかし、ここでパウロはこの世での一時的な祝福、家庭の幸せなどについての話ではなく、人間がどのように努力を重ねても克服することができない「罪」、その結果としての「死」についての解決の方法について説明しているのです。この問題の解決については、ユダヤ教の律法の遵守も、イスラム教の戒律の遵守も、仏教の修行も役に立たないのです。自分の罪深さと正直に向きあえば、人間の努力や行いによっては、罪を克服し、神様の完全さ、義のレベルに達することは絶対に不可能だということに気がつくはずなのです。ですから、パウロはもう一度ユダヤ教徒としての生活に戻ることは絶対に有り得ないと宣言しているのです。

わたしたちも、救われた後に、律法主義に陥る危険性が常にあることを覚えておきましょう。自分の行いが不十分であるために神様に嫌われてしまったと勘違いしたり、行ないが不十分であると自分や他のクリスチャンを心の中で裁いてしまったりしていないでしょうか。そのような感覚に襲われるときは、すぐにイエス様の十字架を思い出すのです。私たちが不完全な罪人の時にも私たちを愛し、犠牲になってくださったのです。

【日曜礼拝の中心聖句】
ローマ人への手紙 5:8-11
8しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられます。9ですから、今すでにキリストの血によって義と認められた私たちが、彼によって神の怒りから救われるのは、なおさらのことです。10もし敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させられたのなら、和解させられた私たちが、彼のいのちによって救いにあずかるのは、なおさらのことです。11そればかりでなく、私たちのために今や和解を成り立たせてくださった私たちの主イエス・キリストによって、私たちは神を大いに喜んでいるのです。

【今週の適用と実践】
・続けて、クリスマスを迎えるにあたり、この世闇の中にあるという現実を直視してみましょう。
・家族、友人が闇の中で迷い、苦しんでいる姿に痛みを覚えましょう。
・実は、人々が一番必要としているのは「神様の愛」であることを再確認しましょう。
・この世の全ての問題は「神様の愛」によって解決されるという確信、信仰を深めましょう。

【今週の祈り】
「主よ、この世のほとんどの人があなたの愛と赦し、永遠の命の喜びを知らずに生きています。不安の中で、いつも人からの評価が気になって仕方がありません。他人との優劣を比較し、自分が劣っていると感じると落ち込み、優れていると感じれば有頂天になります。ですから、いつも気分は上がったり下がったりし、安定することがありません。ですから、変わることがないあなたの愛が必要なのです。なんとかして、不安や恐れの中にあるこの世の人たちに、あなたの愛を伝えることができるように、私たちを用いて下さい。」

ライフチャーチ牧師 大谷信道


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