デイリーディボーション 5月30日(木)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 5月30日(木)

2013年5月30日(木)

ヘブル人への手紙 10:24
24また、互いに勧め合って、愛と善行を促すように注意し合おうではありませんか。

【ポイント】
①霊的に成熟している人は「オープン」
アダムとエバは知識の実を食べたあと、神様から隠れようとしました。そして、罪を犯したという真実を隠し嘘をつきました。(創世記3章)
罪の問題が解決されない時に、私たちが一番立ちたくない場所は神様の御前です。そして本能的に神様を避けたり、神様から隠れていたいと思うようになるのです。しかし、罪の問題が解決されていれば、神様の御前に立たされることは、恐怖、恥の思いから一転して、喜びへと変えられます。22節にあったとおりです。「そのようなわけで、私たちは、心に血の注ぎを受けて邪悪な良心をきよめられ、からだをきよい水で洗われたのですから、全き信仰をもって、真心から神に近づこうではありませんか。」

実は、クリスチャン同士の関係にも同じ事がいえます。霊的に未熟な人ほど、自分の未熟さを隠そうとします。反対に、自分の未熟さを隠そうとし、オープンになれない人を見る時に、その人の霊的な未熟であることが分かります。使徒パウロは、「私は自分の弱さを誇ります。」2コリ11:30と言い、さらに、「私はその罪人のかしらです。」(1テモテ1:15)と告白しました。

②ライフグループ(スモールグループ)はオープンになる訓練の場
「秘密主義」は人間関係の構築の最も大きな障害となります。自分のことを正直に話さないことは、グループでの関わりを表面的で冷たいものにしてしまいます。「心を開かない」という一見すると能動的な態度は、実は、大変積極的に関係作りの邪魔をしているのです。世間話や一般論(聖書研究等)については口を開いても、自分の本当の課題、悩みについて口を開かないことは、相手に対して「自分の問題には触れてくれるな」「関わらなでくれ」というメッセージを送っていることになっているのです。

心を開くためには勇気が必要です。「恥」「プライド」が邪魔をするからです。自分が格好悪く見えるかもしれないという恐れを持つからです。でも、本当に「格好悪い」ことは、自分の弱さを見せることではなく、自分の弱さ、格好悪さを隠すことだということを覚えておきましょう。

③互いに勧めあい、注意しあう関係を築く
互いに心を開きあうことができたら、次の課題に進みましょう。それは、相手が道を踏み外したり、間違いをおかしていると気づいた時にどうするかです。繰り返し自分の問題を告白するけれども、その問題の解決のための行動を起こさない人にどのように働きかけるのかという課題です。これは、大変難しい問題で、マニュアル的な答えはありません。その問題点、止めるべき行いについてはっきりと伝えるのが最善の場合もあります。しかし、本人が問題の深刻さに気付き、本当に悔い改めるのを気長に待ち続けることが必要な場合もあります。

しかし、大切なことは教会の兄弟姉妹が、その文字の通り、互いに心を開きあい、信頼し合い、助言を求め合い、助言を聴き合うことができる関係に向かって前進していくことです。これには「愛」「勇気」「忍耐」「謙遜」が必要です。そして、その関わりを通して私たちは成長していくのです。

【祈り】
《コロサイ3章》
13互いに忍び合い、だれかがほかの人に不満を抱くことがあっても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。
14そして、これらすべての上に、愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全なものです。

アーメン

ライフチャーチ牧師 大谷信道


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