デイリーディボーション 5月11日(土)

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デイリーディボーション 5月11日(土)

2013年5月11日(土)

ヘブル人への手紙 8:12-13
12なぜなら、わたしは彼らの不義にあわれみをかけ、もはや、彼らの罪を思い出さないからである。」13神が新しい契約と言われたときには、初めのものを古いとされたのです。年を経て古びたものは、すぐに消えて行きます。

【ポイント】

①新しい契約は完全な赦しと救いの約束
神様の「あわれみ」という性質は、古い契約においても全く変わることはありませんでした。しかし、その違いはこれまで学んできたとおりです。新しい契約においては、罪を犯さなかったキリストという「完全なささげもの」がささげられ、完全な大祭司が私たちをとりなしてくださっているので、神様が再び私たちの罪を問われることがないという約束が与えられているのです。「したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。」(7:25)、「ほかの大祭司たちとは違い、キリストには、まず自分の罪のために、その次に、民の罪のために毎日いけにえをささげる必要はありません。というのは、キリストは自分自身をささげ、ただ一度でこのことを成し遂げられたからです。」(7:27)

②新しい契約に生きる勇気
ヘブル書の著者は旧約聖書自体ではなく、ユダヤ人が守っている宗教的なシステムが既に意味のないものになっていることを示唆していると思われます。実際、これまでのメッセージを受け入れるのに難しさを覚える人々はユダヤ人だったはずです。しかし、ヘブル書の著者は、新しい契約に生きるものは、既にその役割を終えた古い契約を捨て去ることを奨めているのです。使徒の働きを見れば、キリストの復活後も神殿での礼拝を続けていた事が明らかです。つまり、使徒たちにとっても、新しい契約に生きることは初めての体験であり、古い契約を捨て去ることに大きな勇気が必要だったのです。ガラテヤ書2章には、ペテロやバルナバも古い契約を捨て去るのに時間がかかっていた事実を見ることができます。「11ところが、ケパ(ペテロ)がアンテオケに来たとき、彼に非難すべきことがあったので、私は面と向かって抗議しました。12なぜなら、彼は、ある人々がヤコブのところ(エルサレムのユダヤ人教会)から来る前は異邦人といっしょに食事をしていたのに、その人々が来ると、割礼派の人々を恐れて、だんだんと異邦人から身を引き、離れて行ったからです。13そして、ほかのユダヤ人たちも、彼といっしょに本心を偽った行動をとり、バルナバまでもその偽りの行動に引き込まれてしまいました。

あなたは、「神様の永遠の愛」、「罪の完全な赦し」、「天国で永遠を過ごす約束」、「キリストが共にいて下さる約束」など、イエス・キリストを信じたことによって与えられた新しい約束の中に完全に移行することが出来ていますか。それとも、ユダヤ人が戒律や儀式を守らないことに大きな不安を覚えたように、古い生き方を捨てることに不安を覚えていることはありませんか。自分の努力で神様の好意を得るような、意味のない行いに戻ってしまうことはありませんか。

大切なことは、「古い生き方」から「新しい生き方」への移行には時間をかけて良いということです。自分の生活のどのような部分が「古い生き方」のままであるのかは、しっかりと把握していることも大切です。今日も、自分自身をみつめてみましょう。

【祈り】
《ローマ8章》
1こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。
2なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理から、あなたを解放したからです。

アーメン

ライフチャーチ牧師 大谷 信道


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