デイリーディボーション 12月9日(火)

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デイリーディボーション 12月9日(火)

2014年12月9日(火)

【通読】
ガラテヤ 2:14
14しかし、彼らが福音の真理についてまっすぐに歩んでいないのを見て、私はみなの面前でケパにこう言いました。「あなたは、自分がユダヤ人でありながらユダヤ人のようには生活せず、異邦人のように生活していたのに、どうして異邦人に対して、ユダヤ人の生活を強いるのですか。

【ポイント】
①「福音の真理」にまっすぐ歩む
ここでの問題はペテロが福音を理解していなかったことではありません。むしろ、頭ではきちんと理解していたはずなのです。問題はイエス様の福音のメッセージを生活習慣にまで適切に適用できていなかったことなのです。イエス様との3年間の生活だけでは、それまで慣れ親しんできたユダヤ教徒としての生活習慣を完全にイエス様の教え、福音に基づいたものに変えていくことは難しかったのでしょう。イエス様がその場にいない状況の中で、ユダヤ教の中では「罪」とされていたこと(異邦人との食事、禁止されていた食物を食べること)を行うことに躊躇を覚えたのでしょう。

しかし、このようなケースはクリスチャンの中にもあるのです。一番分かりやすい例は「お酒」の問題です。アメリカの保守的な教会では禁酒を教えたり、禁酒が暗黙のルールになっている場合が多くあります。ご存知のように、禁酒の教えは聖書の中に見出すことはできません。ですから、酒を禁ずることは「福音の真理」に歩んでいないことになります。しかし、「酒に酔うこと」については、はっきりと禁止されています(1コリント5:11、6:10、エペソ5:18)。「強い酒」についての警告(箴言20:1、イザヤ28:7、56:12等)も見ることができますが、これも酒の種類ではなく、その結果として酔っ払ってしまうことに対する警告と見たほうが良いと思います。ですから、「クリスチャンはお酒を飲んで良い」と教えている人で、酔ってしまうまで飲んでしまう人は、酒を禁じる人と同様に「福音の真理」に歩まず、クリスチャンになる以前の習慣、価値観を中心として生きていることになります。

大切なことは、周りのクリスチャン、ある国のクリスチャン文化に照らしながら食べてよい物を吟味することではなく、何が神様に喜ばれ(ローマ12:2)、何が神様に栄光を帰することになるのか(1コリ1:31)を、聖書から聴き自分で選びとることなのです。

年末に向けてクリスチャンで集まる機会もあることでしょう。しかし、そこで飲酒を禁じることも、しかし、飲酒を他人に勧めることイエス様の喜ばれることではありません。また、酔いそうになっている人がいたら、勇気を持って戒める責任がそこにいる全員にあることを覚え下さい(ヘブル10:24)。クリスチャンが集まる目的は、その中心にイエス様をお招きすることであることであり、イエス様を喜ばすことであることを覚えましょう。

【日曜礼拝の中心聖句】
ローマ人への手紙 5:8-11
8しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられます。9ですから、今すでにキリストの血によって義と認められた私たちが、彼によって神の怒りから救われるのは、なおさらのことです。10もし敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させられたのなら、和解させられた私たちが、彼のいのちによって救いにあずかるのは、なおさらのことです。11そればかりでなく、私たちのために今や和解を成り立たせてくださった私たちの主イエス・キリストによって、私たちは神を大いに喜んでいるのです。

【今週の適用と実践】
・続けて、クリスマスを迎えるにあたり、この世闇の中にあるという現実を直視してみましょう。
・家族、友人が闇の中で迷い、苦しんでいる姿に痛みを覚えましょう。
・実は、人々が一番必要としているのは「神様の愛」であることを再確認しましょう。
・この世の全ての問題は「神様の愛」によって解決されるという確信、信仰を深めましょう。

【今週の祈り】
「主よ、この世のほとんどの人があなたの愛と赦し、永遠の命の喜びを知らずに生きています。不安の中で、いつも人からの評価が気になって仕方がありません。他人との優劣を比較し、自分が劣っていると感じると落ち込み、優れていると感じれば有頂天になります。ですから、いつも気分は上がったり下がったりし、安定することがありません。ですから、変わることがないあなたの愛が必要なのです。なんとかして、不安や恐れの中にあるこの世の人たちに、あなたの愛を伝えることができるように、私たちを用いて下さい。」

ライフチャーチ牧師 大谷信道


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