デイリーディボーション 8月13日(火)

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デイリーディボーション 8月13日(火)

2013年8月13日(火)

ピリピ人への手紙 1:29-30
29あなたがたは、キリストのために、キリストを信じる信仰だけでなく、キリストのための苦しみをも賜わったのです。30あなたがたは、私について先に見たこと、また、私についていま聞いているのと同じ戦いを経験しているのです。

【ポイント】
①「苦しみ」も「恵み」の一部として受け取る
29節の「賜る・カリゾーマイ」ということばは「恵み・カリス」とおなじ語源のことばです。私たちは恵みによって「信仰」が与えられました。しかし、「信仰」とはキリストとともにこの地上で生きていく歩みであることを忘れてはなりません。私たちは天国でキリスト共に永遠の安息を約束されています。しかし、その前に地上での福音宣教の働きという使命が与えられています。この地上ではキリストの福音を喜ばない人がいますから、私たちが恵みとして信仰が与えられると同時に、福音を喜ばない人々からの反対、迫害を受ける可能性がある歩みが始まるのです。イエス様はそのことをはっきりと伝えた上で人々を招かれました。「10義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。11わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。」(マタイ5章)

②「福音」を単なる「うまい話し」にしてはならない
私たちは伝道する時に、この「恵みとしての苦しみ」について、はっきりと教えているでしょうか。私たちは、子どもが海や川で遊ぶ時に、その楽しさだけでなく、常に危険が隣り合わせであることを繰り返し教えます。今すぐ水に飛び込みたくて興奮している子どもに、あえて水の怖さについて教えます。それは、子どもが危険な目に会わず本当に楽しい時間を過ごすために必要なメッセージなのです。同じように、私たちクリスチャンも伝道する時に、信仰をもつために起こりうる、苦しみや悩みについて事前にはっきりと伝える必要があります。クリスチャンになった人が困難に直面した時に、正しく、冷静に対応できるためです。ただ、喜びや、祝福だけの話しかしないとすれば、福音書にはっきりと記されているイエス様の福音の招きを、勝手に違うものに改ざんしてしまうことになるのです。教会が異端化、カルト化する原因は常にキリストのことばへの不従順が原因であるのです。

③自分にとって悪い出来事をすべてサタンのせいにしない
この点についても繰り返し学んできていますね。パウロは「苦しみ」も神様から与えられる恵みの一部であることをはっきりと教えています。もちろん、キリストを信じた瞬間から、サタンは私たちに疑いを持たせ、神様から話そうと攻撃を始めます。しかし、すべての悪い出来事がサタンの仕業ではありません。実際、自分の成長を振り返ってみると、良い出来事よりも悪い出来事を通して忍耐が強められ、神様に委ねることを学んでいることが多いはずなのです。つまり、困難が信仰の成長に役だっているということです。しかし、サタンは私たちの信仰を強める助けはしません。だとしたら、その辛い経験は、神様の恵みとして与えられたと受け取ることができるのです。

【祈り】
《2コリント12章》
9 しかし、主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである」と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。
10ですから、私は、キリストのために、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。なぜなら、私が弱いときにこそ、私は強いからです。

アーメン

ライフチャーチ牧師 大谷 信道


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