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2013年8月5日(月)
ピリピ人への手紙 1:9-11
9私は祈っています。あなたがたの愛が真の知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり、10あなたがたが、真にすぐれたものを見分けることができるようになりますように。またあなたがたが、キリストの日には純真で非難されるところがなく、11イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされている者となり、神の御栄えと誉れが現わされますように。
【ポイント】
①「愛」を豊かにするために
パウロは「愛」が豊かになるために「真の知識」と「識別力」が必要であると説明しています。大変重要な教えです。なぜなら、多くの人は「愛」は自然に大きくなるものだと思っているからです。しかし、パウロは神様から与えられている愛は必ずしもそのようなものでなく、「知識」と「識別力」によって大きくすることができるものであると説明しています。通常「知識」と「識別力」を身に付けるとき、私たちは「正しい決断」「正しい行動」に導かれます。つまりキリストにある知識と識別力があれば、今相手に対して優しく接するべきなのか、あえて厳しく接するべきなのか、または一緒にいてあげるほうが良いのか、1人にしたほうが良いのかというかを正しく選択できるようになるのです。イエス様が最高の模範なのですが、本当の「愛」を身につけている者は、優しさと厳しさを正しい知識と識別力によって、状況によって使い分けることができるのです。
②「見分ける」ちからを得るために
この「見分ける」ちからは、聖書のみことばと聖霊の働きによって与えられます。先月まで学んできたヘブル書5章14節にもこのようにありましたね。「しかし、堅い食物はおとなの物であって、経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人たちの物です。」イエス様が伝道を始められた時、多くのパリサイ人、律法学者はイエス様が「良い方」であることを見分けることが出来ませんでした。見分ける力に欠けた人々にイエス様はその見分け方を具体的に教えられたのを覚えているでしょうか。マタイ7章を見てみましょう。
15にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。
16あなたがたは、実によって彼らを見分けることができます。ぶどうは、いばらからは取れないし、いちじくは、あざみから取れるわけがないでしょう。
17同様に、良い木はみな良い実を結ぶが、悪い木は悪い実を結びます。
18良い木が悪い実をならせることはできないし、また、悪い木が良い実をならせることもできません。
19良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。
21こういうわけで、あなたがたは、実によって彼らを見分けることができるのです。
またパウロはガラテヤ5章で、私たちが聖霊の導きにしたがって歩んでいるのかは、やはり「実」によって見分けることができると教えています。
22 しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、
23柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。
このように、聖書には「見分ける力」を身につける重要さについてたくさん教えられているのです。そして、その力は「愛」を豊かにすることになることを覚えておきましょう。
【祈り】
《ルカ》
56偽善者たち。あなたがたは地や空の現象を見分けることを知りながら、どうして今のこの時代を見分けることができないのですか。
57また、なぜ自分から進んで、何が正しいかを判断しないのですか。
58あなたを告訴する者といっしょに役人の前に行くときは、途中でも、熱心に彼と和解するよう努めなさい。そうでないと、その人はあなたを裁判官のもとにひっぱって行きます。裁判官は執行人に引き渡し、執行人は牢に投げ込んでしまいます。
59あなたに言います。最後の一レプタを支払うまでは、そこから決して出られないのです。」
アーメン
ライフチャーチ牧師 大谷 信道