デイリーディボーション 7月30日(火)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 7月30日(火)

2013年7月30日(火)

ピリピ人への手紙 1:1
1キリスト・イエスのしもべであるパウロとテモテから、ピリピにいるキリスト・イエスにあるすべての聖徒たち、また監督と執事たちへ。

【ポイント】
①励ましは教会の群れに
昨日に続き1節から学びます。新約聖書の多くは「手紙」です。その手紙の多くは「教会」に宛てて書かれています。ピリピ人の手紙も1節の後半からピリピという場所にある「教会」に対して書かれたものであることがわかります。さらに、その教会は「聖徒」、つまりクリスチャンであるメンバーと、「監督(牧師・長老)」と「執事」という組織として存在していたことが分かります。この点については聖書的な教会の姿を求めている多くの教会と共通しているところです。

②ライフチャーチが聖書的な教会の姿を求める理由
新約時代の教会は何の問題も存在しない理想的な教会であったわけではありません。異端的な教え、分裂・分派、迫害など常に大きな課題を持っていました。しかし、教会に様々な問題があったからこそ、パウロ、ヤコブ、ペテロ、ヨハネが手紙を書送ることになったのです。そして、キリストを信じる者でありながら同じ罪の性質を持っている人間の群れである現代の教会も、新約時代の教会と大変似通った課題を持っています。ですから、それぞれの手紙は自分の教会宛に書かれたものではないのですが、その内容の多くを現代の教会に当てはめて受け取ることができるのです。それゆえに、私たちの教会が聖書的な姿に近ければ近いほど、その内容をより直接的に当てはめることができるのです。

③教会につながる意味
上のポイントの補足となりますが、聖書が「教会」の存在を前提として、そして「教会」の建て上げを重要課題として書かれています。ですから、私たちは教会につながり、教会の一致、建て上げのために責任を負い、具体的に取り組むことが極めて重要なのです。反対に、その取り組みをしていなければ、手紙の内容はほとんど意味のないメッセージとなります。個人的な慰めや励ましだけを求めて聖書を読んでも、ある程度の答えを見出すことはできるでしょう。しかし、「教会の一致、建て上げ」という文脈から離れ、勝手な解釈をしてしまうケースがたくさんあるようです。

④健全な教会
健全な教会は問題が存在しない教会ではありません。実際、問題が存在しない教会など存在しません。健全な教会は問題に対して健全な方法で取り組む教会です。パウロは、教会が神様の御心に従い、様々な問題を愛のうちに解決してくことができるように、教会に宛てて手紙を書き、励ましを与えているのです。

【祈り】
《エペソ4章》
16キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。

アーメン

ライフチャーチ牧師 大谷 信道


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