デイリーディボーション 10月11日(土)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 10月11日(土)

2014年10月11日(金)

2コリント 7:11-13
11ご覧なさい。神のみこころに添ったその悲しみが、あなたがたのうちに、どれほどの熱心を起こさせたことで
しょう。また、弁明、憤り、恐れ、慕う心、熱意を起こさせ、処罰を断行させたことでしょう。あの問題について、あなたがたは、自分たちがすべての点で潔白
であることを証明したのです。12ですから、私はあなたがたに手紙を書きましたが、それは悪を行なった人のためでもなく、その被害者のためでもなくて、私たちに対するあなたがたの熱心が、神の御前に明らかにされるためであったのです。13こういうわけですから、私たちは慰めを受けました。この慰めの上にテトスの喜びが加わって、私たちはなおいっそう喜びました。テトスの心が、あなたがたすべてによって安らぎを与えられたからです。

【ポイント】
①私たちはどこに立つべきなのか?
コリントの教会の問題が解決の方向に進んだ一番の理由は神様働きにあったことは言うまでもありません。しかし、そのようなぼんやりした見方では、自分たちの教会の歩みに活かすことはできません。ここで、パウロが何について喜んでいるのかをしっかりと見てみましょう。それは、コリント教会が「熱心」になったことです。何に熱心になったのかといえば、「自分たちが全ての点で潔白であることを証明」することについて、熱心に取り組んだことです。つまり、一人ひとりが神様の前で正しいことを行うことを決め、それを実行に移したのです。例えば、第一コリント1章にも以前のコリント教会の様子を垣間見ることができます。「11実はあなたがたのことをクロエの家の者から知らされました。兄弟たち。あなたがたの間には争いがあるそうで、12あなたがたはめいめいに、『私はパウロにつく』『私はアポロに』『私はケパに』『私はキリストにつく』と言っているということです。」このような状態だったコリント教会の信徒たちが、自分のお気に入りのリーダーの側に立つことをやめ、神様の前に立つことを決めたのです。これは大変勇気を必要とする行動なのです。教会の中でどのように世話になった人であろうが、何度も食事に招いてくれた人であろうが、もし、その人が神様の前に正しく立つことができなくなったり、その親切が自分の分派を作ることが目的であったようなことが起きてしまった場合には、私たちは流されることなく、そのような人たちと正しい距離感、境界線を保つことが大切なのです。

これまで、いくつかの教会のメンバーとして、その歩みに深く関わったことがある経験がある人は、コリントの教会の問題が他人事では無いこと、いかに多くの教会が同じような問題を抱えているのかをご存知だと思います。そのような問題に真摯に取り組んでいる教会もあれば、問題を見て見ぬふりをしたり、時には完全に放置してしまっている教会も数多くあります。そして、このような不健全さが、キリストのからだの成長、福音宣教の働きを大きく阻害している場合が多いのです。日本での伝道の難しさについて様々な議論なされ、日本の文化的、民族的な要因が指摘されたり、新しい戦略について議論されたりしています。しかし、本当の問題はコリント教会のような教会の内部に問題があることが多いのです。どのように効果的な戦略、プログラムを作り出しても、それを実践していく教会のメンバーの中に、分裂、分派があったとしたら、うまく行くはずが無いのです。

反対に私たちがキリストの前に正しく立ち続けることができれば、キリストの命令に忠実に従って行くことができれば、戦略、プログラムなどとは関係なく、教会が健全なものとされ、クリスチャンに以外に人たちからも魅力的な場所に見えるようになるのです。私たちはそこに立ち続けることが求められているのです。

【祈り】
《使徒2章》
46そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、
47神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。

アーメン

ライフチャーチ牧師 大谷 信道


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