デイリーディボーション 10月21日(火)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 10月21日(火)

2014年10月21日(火)

2コリント 8:22-24
22また、彼らといっしょに、もうひとりの兄弟を送ります。私たちはこの兄弟が多くのことについて熱心であることを、しばしば認めることができました。彼は今、あなたがたに深い信頼を寄せ、ますます熱心になっています。23テトスについて言えば、彼は私の仲間で、あなたがたの間での私の同労者です。兄弟たちについて言えば、彼らは諸教会の使者、キリストの栄光です。24ですから、あなたがたの愛と、私たちがあなたがたを誇りとしている証拠とを、諸教会の前で、彼らに示してほしいのです。

【ポイント】
①良い模範となる
イエス様がパリサイ人を痛烈に批判していた理由を思い出してみましょう。いったい彼らの何が問題だったのでしょうか。パリサイ人が教えている内容でしょうか?それとも、パリサイ人の行ないでしょうか?その答えはマタイ23章2-3節にはっきりと記されています。「2・・・律法学者、パリサイ人たちは、モーセの座を占めています。3ですから、彼らがあなたがたに言うことはみな、行ない、守りなさい。けれども、彼らの行ないをまねてはいけません。彼らは言うことは言うが、実行しないからです。」イエス様がパリサイ人を批判した理由は、彼らの教えが悪かったわけではなく、彼らが自分の教えていることを実践していないことにありました。

ですから、パウロがコリント教会に求めていたことは、他の地域の教会の良い模範となることだったのです。なぜなら、まだ各地のキリスト教会の基盤が強固になっていない時期に、一つの教会がいい加減な歩みに陥ってしまった時に、その影響がすべての教会に及んでしまう可能性があるからです。パウロは「言い出しっぺのコリント教会がエルサレム教会への献金をまだ行っていないのであれば、自分たちもやらなくていいんじゃない?」というような雰囲気が各地の教会に広がってしまうことを危惧していたのでしょう。

実は「◯◯さんが、こうしているのだから、自分もこれでいいんだ!」という出来事は、現代の教会の中にも存在します。実は、私たち一人ひとりは、自覚の有無にかかわらず、誰かの模範になり、強い影響を与えているのです。そして、残念ながら、良い模範よりも、悪い模範の方が浸透しやすいという傾向があるので注意が必要です。なぜなら、罪深い地上では、悪いことへと流される傾向が強いからです。ここに、パウロの心配の原因があったのです。

②神様に相談し、神様の前で決める
たとえば、祈る時間、聖書を読む時間、什一献金のささげ方、日曜礼拝の大切に仕方、伝道、奉仕への取り組み方などについて、どのようにしたら良いのかわからない時にどのようにしているでしょうか。おそらく、まず他のクリスチャンの友人に質問するのではないでしょうか。もちろん、そのような関わりはとても大切です。そして、あなたが質問した人は、親身になって相談にのってくれるでしょう。しかし、一つだけ覚えておきましょう。あなたが相談した人は、それがどのように素晴らしいクリスチャンであったとしても、あなたの信仰生活についての責任を負うことはできないのです。

というのも、最期のさばきの座でイエス様と顔を合わせるとき、イエス様から「あなたはどうしてこのように歩んできたのですか?」と何かしらの問題点について質問をされた時に、「だってあの人がそう言っていたから・・・」と答えたとします。そのときに、イエス様が「それはしかたないですね、この問題についてはその人に責任を負わせることにしましょう。」ということになるでしょうか。むしろ、「このことについては、聖書に記させていたでしょう。なぜ、私のことばを素直に聞かなかったのですか?」と言われてしまうことでしょう。

悪い影響を与えず、悪い影響を受けないで生きるためには、常に聖書のみことばに聞き、神様と相談しながら、イエス様の模範に従いながら生きることが重要のです。そして、誰かから先のような相談を受けたとしたら、自分の考えを語るだけでなく、その根拠になっている聖書の箇所をきちんと提示してあげることが重要です。そして、その聖書箇所が一緒に聖書を読み、答えを探すことが大切なのです。

【祈り】
《ヨハネ13章》
15わたし(イエス様)があなたがたにしたとおりに、あなたがたもするように、わたしはあなたがたに模範を示したのです。

アーメン

ライフチャーチ牧師 大谷 信道


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