デイリーディボーション 11月1日(土)

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デイリーディボーション 11月1日(土)

2014年11月1日(土)

2コリント 10:14-15
14私たちは、あなたがたのところまでは行かないのに無理に手を伸ばしているのではありません。事実、私たちは、キリストの福音を携えてあなたがたのところにまで行ったのです。15私たちは、自分の限度を越えてほかの人の働きを誇ることはしません。ただ、あなたがたの信仰が成長し、あなたがたによって、私たちの領域内で私たちの働きが広げられることを望んでいます。

【ポイント】
①囲碁と福音の類似点
以後は、白と黒の石を対戦者が交互に1つずつ盤面に置いています。石をつなげ、囲んだ場所が自分の陣地となり、陣地を多く獲得できた方が勝者となります。つまり、点と点が線になり、線がつながれば面が出来上がり、そこが自分の地所になるのです。早く広い陣地を取りたいと欲張り、次の石を前の意思から離して置いてしまうと、相手に割り込まれ、線が切られてしまいます。反対に、絶対に割り込まれないように、石の感覚を全く空けずに置いて行くと、線を伸ばすスピードが遅くなるので、相手に多くの陣地を先に取られてしまいます。囲碁をちょっと勉強すると、多くの武将、政治家、起業家が自分たちの影響力、領域を広げていくための戦略整えるため、バランス感覚を養うためのトレーニングとして用いられてきた理由がよく分かります。

伝道の進め方を考える上でもとても役に立つと思いますし、実際、今日の箇所からパウロたちも地域的な戦略をもって福音宣教の業をすすめていたのだということに気が付かされます。つまり、パウロはコリントの教会との個人的な結びつきだけでなく、その後の宣教を進める上でも極めて重要な地域として見ていたのでしょう。コリントの教会が立ちゆかなくなれば、その周辺での宣教の働きに大きな影を落とすことなるからです。パウロは、コリント教会のクリスチャンの個人的な信仰の成長だけでなく、成長した結果、更に多くの教会が周辺に立てられていくという将来の姿を見ていたのでしょう。つまり、コリント教会の成長の先に、その地域全体への宣教地の拡大を見ていたのです。点が線になり、線が面になっていくわけです。

ですから、新しい場所での開拓始めるためには、まず最初の場所が強い拠点となっていることが重要なのです。新しい教会が発足しても、その拠点だった元の教会がなくなってしまったとしたら、教会数は増えることがないのです。ですから、パウロにとってはコリントの教会がしっかりと自立し、次の働きに進むことができるところまで関わり、導き続ける責任を覚えていたのです。私たちも、パウロと同じような視点で教会の展望を考えてみましょう!

【祈り】
《コロサイ1章》
6この福音は、あなたがたが神の恵みを聞き、それをほんとうに理解したとき以来、あなたがたの間でも見られるとおりの勢いをもって、世界中で、実を結び広がり続けています。福音はそのようにしてあなたがたに届いたのです。

アーメン

ライフチャーチ牧師 大谷 信道


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