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2022年12月20日(火)
【今日のみことば】 ローマ人への手紙 8章4-8節 8肉にある者は神を喜ばせることができません。9けれども、もし神の御霊があなたがたのうちに住んでおられるなら、あなたがたは肉の中にではなく、御霊の中にいるのです。キリストの御霊を持たない人は、キリストのものではありません。10もしキリストがあなたがたのうちにおられるなら、からだは罪のゆえに死んでいても、霊が、義のゆえに生きています。11もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです。
①霊と肉について正しく理解する。その2 私たちの多くがスマホやパソコンを使用していますが、そこで使われている機材の仕組みや、それを制御しているソフトウエアの仕組みをすべて理解しているわけではありません。しかし、最低でもシステム全体がバッテリー(電池)によって動作していることや、OSによって機械全体がコントロースされ、一つ一つアプリによって文章を作成できたり、計算ができたり、情報を検索したり、動画を見たりすることができることぐらいは何となく分かっているはずです。そこで、スマホやパソコンの目に見えないところの細部にまでわたる仕組みについて100%理解できていないことに不安を覚えたり、何かしっくりこない感じを覚えている人はほとんどいません。
「霊と肉(特に霊)」の話は、スマホやパソコンの例と似たところがあります。その具体的な仕組みが分からなくても、御霊によって生きて行くことができるのです。私たちクリスチャンは「霊と肉(特に霊)」について、100%理解している必要はありませんし、霊と肉は、人間の肉体の目では見えない神様の領域の話ですから、100%理解することなど不可能であると思うのです。一般人には魔法のようにさえ感じるスマホやパソコンですが、設計に携わっている専門家はであれば、その仕組みを理解できます。ところが、霊的な領域な、神様の領域ですから、人間にそのすべての仕組みを理解することは不可能だと考えます。しかし、スマホやパソコンがその仕組みを理解していなくても機能するのと同じで、霊と肉についても、その仕組みを100%理解していなくても、間違いなく、機能しているのです。
とは言え、特に神様の霊は目で見えないものですから、どうやってそれが働いていることが分かるのでしょうか。多くのクリスチャンは「神様の霊の働きは感じることができる」と勘違いしています。ですから、その瞬間に神様の霊の働きを感じることができるような体験をしていないと、神様の霊が働かれていないと思い込んでしまうのです。しかし、それは必ずしも正しくないのです。ガラテヤ5章22-23を見てみましょう。「22しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、23柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。」その瞬間、瞬間に神様の霊の働きを感じることができなかったとしても、時間の経過とともに、神様の御霊の働きの実が結んでいくので、私たちはその結実を見ることができるのです。ですから、家庭、教会において御霊の実が結びつつあることが確認できていれば、神様の御霊の働きを感じることができなかったとしても、そこでは間違いなく神様の御霊が働かれているということなのです。反対にどれほど素晴らしい聖霊体験や御霊に満たされる体験をしたと思っていても、家庭や教会において御霊の実が結んでいなければ、その人は御霊の働き、促しに従って歩んでいないこと、肉の行いの中に歩んでいることが分かるのです。非常に分かりやすいですね。
あなたが、イエス様のみことばに従い、神様を愛し、隣人を愛することに熱心に取り組んでいるとしたら、あなたが感じていようが、感じていまいが、イエス様の御霊の促しを受け、それに従っていることになるのです。また、今日の段階で結実を見ることができていなくても、御霊の実が結ぶ方向に向かっているとしたら、それも御霊の働きによるものなのです。
ライフチャーチ 大谷信道