デイリーディボーション 10月12日(水)

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デイリーディボーション 10月12日(水)

2022年10月12日(水)
ローマ人への手紙 4章18-20節 18彼は望みえないときに望みを抱いて信じました。それは、「あなたの子孫はこのようになる」と言われていたとおりに、彼があらゆる国の人々の父となるためでした。19アブラハムは、およそ百歳になって、自分のからだが死んだも同然であることと、サラの胎の死んでいることとを認めても、その信仰は弱りませんでした。20彼は、不信仰によって神の約束を疑うようなことをせず、反対に、信仰がますます強くなって、神に栄光を帰し、
【ポイント】 ①アブラハムが信じたことは? ご存知のように、アブラハムには子どもがいませんでした。子宝に恵まれることは、神様の祝福を受けているしるしと考えられていた時代ですから、夫婦共に子どもが与えられることを願い、祈っていたことでしょう。それでは、アブラハムが神様を信じ従った理由は、神様が子どもを与える約束をしてくれたからでしょうか?または、実際に子どもが与えられたのを見て、神様を恐れ、神様を信じたのでしょうか。聖書を読めば、そうではないことが分かります。確かに、創世記12章1-4節を見れば、神様が祝福の約束されていることが分かりますし、そこには子孫繁栄も含まれていることが分かります。しかし、その祝福はアブラハムが神様にお願いしたものでも、アブラハムが神様に従う交換条件として提示したものでもありませんでした。
アブラハムは「1あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。2そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。3あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」という、神様の壮大な計画を聞かされ、しかし、詳細は一切分からないまま神様に従ったのです。ここに、アブラハムの神様に対する「信頼」を見ることができます。
さらに、私たちがアブラハムの信仰について覚えておかなければならない事実があります。神様がアブラハムを招いてから、イサクが与えられるまで25年かかっているということです。神様はアブラハム「あらゆる国の人々の父となる」という約束をされましたが、25年経って、やっと神様が約束された子ども一人の父親になったのです(イシマエルを入れても2人)。そもそも、アブラハムが父の家を離れたのは「あらゆる国の人々の父となる」という約束(計画)のためだったわけですが、その最初の最初の一歩が25年後に実現したわけです。ここにも、アブラハムの神様に対する信頼の強さ、信頼から生まれる忍耐を見ることができます。
私たちクリスチャンは、神様の祝福の実現について、アブラハムの信仰と忍耐をもって待ち望んでいるでしょうか。しかも、その祝福は個人的な祈りの成就だけではなく、神様の計画の実現を表裏一体になっている祝福です。私たちがイエス様に招かれた理由も同じです。私たちは、信仰によって、恵みによってアブラハムの子孫とされ、アブラハムに約束された祝福の実現の一部になっています。また、同時に、私たちのアブラハムと同じように、神様の壮大な計画のために呼び出された者です。アブラハムにイサクが与えられるのに25年かかったように、私たちを通して神様を信じるようになる人が与えられるまで長い時間がかかるかもしれません。しかし、私たちは忍耐強く、神様を信頼し続けることが求められているのです。
ライフチャーチ 大谷 信道


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