デイリーディボーション 11月9日(木)

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デイリーディボーション 11月9日(木)

2017年11月9日(木)

【通読】
マタイの福音書 25:14-23
14天の御国は、しもべたちを呼んで、自分の財産を預け、旅に出て行く人のようです。15彼は、おのおのその能力に応じて、ひとりには五タラント、ひとりには二タラント、もうひとりには一タラントを渡し、それから旅に出かけた。16五タラント預かった者は、すぐに行って、それで商売をして、さらに五タラントもうけた。17同様に、二タラント預かった者も、さらに二タラントもうけた。18ところが、一タラント預かった者は、出て行くと、地を掘って、その主人の金を隠した。19さて、よほどたってから、しもべたちの主人が帰って来て、彼らと清算をした。20すると、五タラント預かった者が来て、もう五タラント差し出して言った。『ご主人さま。私に五タラント預けてくださいましたが、ご覧ください。私はさらに五タラントもうけました。』21その主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』22二タラントの者も来て言った。『ご主人さま。私は二タラント預かりましたが、ご覧ください。さらに二タラントもうけました。』23その主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』

【ポイント】
①賜物(タラント)の用い方を考える前に
多くの人はこの箇所を読む時に「忠実なしもべとなるために、自分の賜物をどのように用いればよいのだろうか?」と考えることでしょう。もちろん、神様はご自分の計画の実現のために私たちを選び、賜物を与えてくださっているわけですから、その賜物を主の計画のためにどのように用いるべきなのかを考え、実行していくことはとても大切なことです。しかし、神様の計画であるキリストのからだである教会の建て上げ、そのための聖徒の整え(エペソ4章)に取り組むようになれば、自然と賜物を用いることになるのです。

ここで注意が必要なポイントは2つあります。一つ目は、しもべたちは自分の財産を増やすためではなく、主人の(財産)ビジネスを大きくするという目的のために与えられたタラントを用いたということです。残念ながら、クリスチャンの中には「自分が特別なクリスチャンになりたい」という欲求から賜物(タラント)を求めたり、用いたりしている場合があるようです。今日のしもべたち、一タラントを土に埋めてしまったしもべでさえも、私服を肥やすような行為はしていないことを見逃してはなりません。忠実なしもべとは、自分の繁栄ではなく、主人の繁栄という目的に忠実に生きる者であるという事です。

二つ目は、主人との再開の準備としてタラントを用いたという点です。つまり、忠実なしもべたちが常に考えていたことは「主人の帰り(精算)」だということです。皆さんは常にイエス様の再臨を意識し、待ち望みながら与えられた賜物を用いているでしょうか。自分の「クリスチャンとしての成長」「自分の祝福」など、自分のことばかりを考えていることはないでしょうか。自分と兄弟姉妹の賜物を比較し、優越感や劣等感を感じているようなことはないでしょうか。大切なことは、賜物の種類でも大小ではありません。イエス様の帰りを期待しながら、与えられた賜物をイエス様のために忠実に用いることなのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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