デイリーディボーション 12月12日(水)

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デイリーディボーション 12月12日(水)

2018年12月12日(水)
コリント人への手紙 第2 8:7 7あなたがたは、すべてのことに、すなわち、信仰にも、ことばにも、知識にも、あらゆる熱心にも、私たちから出てあなたがたの間にある愛にも富んでいるように、この恵みのわざにも富むようになってください。
【ポイント】 ①パウロの教会にビジョンを理解する 7節は多少理解が難しい箇所です。恐らくパウロは多少の皮肉を込めながらコリント教会に語りかけていると思われます。というのも、これまでの手紙を読んでいけば、パウロの「信仰にも、ことばにも、知識にも、あらゆる熱心にも、私たちから出てあなたがたの間にある愛にも富んでいる」という表現が現実のコリント教会の状態では全く無いことが明らかだからです。
多分、パウロの様々なメッセージ対して「外部のあなたからそのようなことをいちいち言われなくても、私たちはきちんと信仰の歩みをしている!」というような反抗的な態度を取る人々がいたのでしょう。そこで、パウロは、自分たちがしっかりとした信仰の歩みをしているのであれば、「この恵みのわざにも富むようになってください」」というメッセージを送っているのでしょう。反対に、愛をもってエルサレム教会への援助ができないのであれば、コリント教会のなかでパウロに反抗している人々の自己正当化と実際の行いには矛盾があることが明らかになるからです。
ですとはいえ、パウロの皮肉は決して悪意を伴うものではなく、あくまでコリント教会全体に自省を促し、正しく導くためのメッセージなのであることを理解することが重要です。パウロの目的は、コリント教会の人々を論破することではなく、主にある愛を実践する群れとして成長することだからです。このメッセージは、私たち現代のクリスチャンにも向けられていることはいうまでもありませんね。
ライフチャーチ 大谷信道


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