デイリーディボーション 12月4日(水)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 12月4日(水)

2019年12月4日(水)
コロサイ人への手紙  3:13 13互いに忍び合い、だれかがほかの人に不満を抱くことがあっても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。
【ポイント】 ①忍び合い、赦し合う イエス・キリストを愛し、その戒めに従うときに教会、家庭では「忍び合い」「赦し合い」が起こります。反対に「忍び合い」「赦し合い」が実践されていれば、その教会、家庭はイエス・キリストの福音に忠実であることが分かります。
これが重要なポイントです。教会の中に異端的な教え、カルト的な教えが入り込んでなかったとしても、現実として教会内に「裁き合い」「争い」「分裂分派」が存在しているとすれば、その教会がキリストの福音から離れている不健全な状態にあることには変わりないのです。教会内不和の原因が異端やカルト的な間違った教えであることが明らかであれば、皆で聖書をしっかりと学び、その間違いを正していくことで問題を解決することができることでしょう。しかし、不和の原因が、相手のちょっとした一言に腹を立てたり、つまずいたりするという「感情のぶつかり合い」であると、問題の解決が難しくなります。言葉を発した側が悪いのか、受け取り手が悪いのを判断することが難しいからです。また、犯人を特定したとしても、それで和解や一致が修復されるとは限りません。
ですから、結局のところ教会の一致を保つためには「忍び合い」と「赦し合い」、つまり「愛による忍耐」と「愛による受容」が必要なのです。今、日本全体が極端な「不寛容」になりつつあります。もちろん、「コンプライアンス・法令順守」は大切なことです。しかし、残念なことにコンプライアンス違反への対処は処罰・制裁の厳格化だけ偏りがちではないでしょうか。しかし「コンプライアンス」が本当に目指すところは、倫理的・道徳的に成熟した社会なのではないでしょうか。つまり、大切なのは「処罰」ではなく「教育・育成」なのです。そして、これには「忍び合い」と「赦し合い」が不可欠なのです。間違った人を罰することは簡単なことですが、私たちはその人が正しい歩みをするために忍耐強く教え導く責任を負っていることを忘れてはならないのです。
今日の個所に記されているキリストの福音の原則は、夫婦関係、親子関係にもそのまま適用することができるのです。愛にある一致のためにはキリストにある「忍び合い」と「赦し合い」が大切なのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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