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2022年2月25日(金)
マタイの福音書 20章22-24節 22けれども、イエスは答えて言われた。「あなたがたは自分が何を求めているのか、わかっていないのです。わたしが飲もうとしている杯を飲むことができますか。」彼らは「できます」と言った。23イエスは言われた。「あなたがたはわたしの杯を飲みはします。しかし、わたしの右と左にすわることは、このわたしの許すことではなく、わたしの父によってそれに備えられた人々があるのです。」24このことを聞いたほかの十人は、このふたりの兄弟のことで腹を立てた。
【ポイント】 ①あなたの願いは何ですか? その2 ロシアとウクライナの戦争が始まりました。多くのクリスチャンが「ウクライナのために祈ろう!」と呼びかけています。個人的には戦争(殺戮)が神様の前で正当化されることは決してないと信じています。しかし、私たちクリスチャンは「戦争のない世界を!」という理想を口にするだけでよいのでしょうか。
正直な思いで考えてみましょう。私たちが「神様、戦争を止めさせてください!」と祈るときに、神様が「彼らが戦争をしているのは『飢え』が原因なのではないですか。あなたの収入の三分の一を彼らに送りなさい。」、「彼らの国は、農業に最適な土地がないようなので、あなたの国の10%をあげなさい。」と言われたら、あなたは「はい!」とその命令に従うことができますか?
あなたのウクライナでの戦争中止のための祈りに対して、神様があなたにこのようなメッセージを送られていないという確信はありますか?ロシアやプーチン大統領の野望(欲望)が非難されますが、私たちの心の中にも「自分(自国)の豊かさは維持したい」「富を分かち合うつもりはない」などという、欲望はないのでしょうか。一部の国が富を独占しているかのようにも見える現在の世界情勢に、私たちクリスチャンは疑問を持たなくてよいのでしょうか。
武力による現状変更は絶対に正当化されるべきはありません。しかし、私たちクリスチャンは、一部の国に都合のように形になっている「現状」に問題があることは共有できるはずですし、武力によらない「現状変更」の方法について考え、実践することもできるはずです。
ヤコブの手紙4章1-3節 1何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。2あなたがたは、ほしがっても自分のものにならないと、人殺しをするのです。うらやんでも手に入れることができないと、争ったり、戦ったりするのです。あなたがたのものにならないのは、あなたがたが願わないからです。3願っても受けられないのは、自分の快楽のために使おうとして、悪い動機で願うからです。
マタイの福音書20章22節 22けれども、イエスは答えて言われた。「あなたがたは自分が何を求めているのか、わかっていないのです。わたしが飲もうとしている杯を飲むことができますか。」
ライフチャーチ 大谷信道