デイリーディボーション 4月20日(水)

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デイリーディボーション 4月20日(水)

2022年4月20日(水)
マタイの福音書 23章29-30節 29わざわいだ。偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちは預言者の墓を建て、義人の記念碑を飾って、30『私たちが、父祖たちの時代に生きていたら、預言者たちの血を流すような仲間にはならなかっただろう』と言います。
【ポイント】 ①パリサイ人の問題点を正確に理解する その5 今日の個所から知ることができるパリサイ人の問題点は「過去から学ばない」と言うことです。もっと正確に言えば、祖先の失敗を自分の問題として捉えられないことです。過去に同邦が預言者を迫害し、殺したことは自分とは全く関係の無いこと、自分は絶対に同じ間違いを犯さないと思い込んでいるのです。この世においても「過去から学べない者は、過ちを繰り返す」ことは、歴史を見れば明らかですね。
私たちクリスチャンはどうでしょうか。私たちクリスチャンはパリサイ人の過ちを自分の過ちとして認識しているでしょうか。私たちプロテスタンのクリスチャンは宗教改革以前のキリスト教会の過ちを自分の過ちとして認識しているでしょうか。パリサイ人や過去のクリスチャンと同じ過ちを犯していることはないのでしょうか。
歴史を改ざんしてしまうどこかの政府とは違い、聖書にはイスラエルの民・初代教会のクリスチャンの過ちが克明に記されています。ですから、私たちは聖書を開くときに、神様を信じる者の先輩として、イスラエルの民、イエス様の時代のパリサイ人・サドカイ人、イエス様の弟子や使徒の失敗から多くのことを学ぶことができます。特に、自分が保守的なクリスチャンであると自負している人は、マタイ23章に記されているパリサイ人の過ちのほとんどを、自分たちに当てはめ、「私たちが、聖書様の時代に生きていたら、預言者たちの血を流す仲間になっていたに違いない」と考えるべきなのです。
さらに、過去の過ちを繰り返さないためには、過去を学ぶだけでなく、現在のキリスト教会の姿、クリスチャンの歩みが本当にイエス様が望まれていたものであるのかを精査する必要があります。過去と現在を正確に認識することができなければ、過ちの繰り返しを防ぐことはできません。しかし、それは決して難しいものではありません。「イエス様のみことば」や「聖書に見ることができるイエス様の弟子たち」と「現代のクリスチャンである自分たち」を比べるだけです。今日の「私たちが、父祖たちの時代に生きていたら、預言者たちの血を流すような仲間にはならなかっただろう」という箇所で考えてみましょう。「私たちが、イエス様の時代に生きていたら、イエス様の血を流すような仲間にはならなかっただろう」と思っているとしたら要注意です。
ライフチャーチ 大谷信道


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