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2021年7月14日(水)
マタイの福音書 6:19-21 19自分の宝を地上にたくわえるのはやめなさい。そこでは虫とさびで、きず物になり、また盗人が穴をあけて盗みます。20自分の宝は、天にたくわえなさい。そこでは、虫もさびもつかず、盗人が穴をあけて盗むこともありません。21あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるからです。
【ポイント】 ①「天に宝をたくわえる」この逆説に気が付いていますか? この個所を理解する上で重要なことは、「自分の宝」が何であるのかを考えることです。物質主義の世界に生きる多くの人の宝は「お金」「資産」または、金銭的な価値は無いけれども大切にしている「思い出の品」かもしれません。
しかし、それら物質的なものは何一つ天国に持っていくことはできません。ですから、「かたちあるもの」が自分の宝だと思っている人は、天にその宝を蓄えることはできないわけです。
つまり、イエス様は、自分の宝が「お金」や「かたちあるもの(物資)」である人は、その価値観自体が間違っていると教えられているのです。しかし、本当に価値があるものについて直接話したとしても、物質主義の価値観に染まっている人の心には響かないことをご存じなので、イエス様はあえて「宝」という、この世の人々が大好きなものを使っているのです。
ですから、「じゃあ、献金をたくさんすれば天国でたくさんお金を持つことができるのだな!」などと考えているクリスチャンがいたとしたら、それは全くの勘違いなのです。そもそも、天国で自分は他の人よりも物質的に豊かに暮らしたいと考えていることは、極めて肉的な考えであることに誰でもが気が付けるはずですね。天国であろうが、地上であろうが、お金をたくさん持っていることが幸せだと考えている人は、その価値観自体が神の国価値観とは全く別物であるということなのです。
イエス様は、人間の間違った価値観について一言で説明されています。それは21節の「21あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるからです。」ということばです。あなたの「心」はどこにありますか? 今、一番大切だとおもっていること(もの)は何ですか? 今、一番欲しいと思っているもの(こと)はなんですか。それは、天にたくわえられるものですか?
よく考えてみましょう。
ライフチャーチ 大谷 信道